記者が選んだ2020イチ推し選手

(2020/1/10紙面掲載)

光るセンス「S早く強い選手」へ

【オートレース】石本 圭耶

闘志あふれる走りで活躍が期待される石本圭耶
闘志あふれる走りで活躍が期待される石本圭耶

デビュー前にけが

 闘志あふれる新人が昨年11月に飯塚でデビューした。116と2連勝を飾り、ファンの脳裏に名前を強烈に焼き付けた。「強くなりたい。車をしっかり操れるレーサーになりたい」という一心で挑んだ結果だった。

 

 デビューには同期から約5か月遅れてしまった。 昨年3月、養成所のタイムトライアルで左足の膝内部の受け皿が折れ、足首も粉砕骨折する大けがを負ったただめだ。同期と同じスタートラインに立てなかったが、「あせってもダメ。同期の活躍をビデオで見て勉強」と本番に備えた。

 

 スピードを付けるのはこれから。試走は3.41、タイムはデビュー戦で記録した3.487がこれまでの最高。まだ左足の膝にボルトが入ったまま。3月頃に外す予定で、本格的に走るのは術語だ。

 

 5歳の頃から家族に連れられて飯塚オートを訪れていた。スタートの瞬間の爆音に魅せられオートレーサー志し、養成所に一発合格した。現在は地元で走り、師匠の重富大輔のもとで練習や整備、レース心構えを学ぶ。師匠は「いずれ、1級車をしっかり抑え込める走りをして欲しい」と成長を願っている。

 

 

 159センチ、44キロとオートレーサーにとって恵まれた体。有利な軽量を武器に「鈴木宏和さん(浜松・32期)のようにSが早く、強い選手になりたい」と誓う。視力は両眼とも1.5。昨年13走の平均Sは0.11と新人らしからぬ切れ味を持っている。飛躍が楽しみな逸材だ。 (松永 康弘)

石本 圭耶(いしもと・けいや) 1999年9月16日生まれ。20歳。福岡県直方市出身。飯塚所属。2019年11月に飯塚でデビューした34期生。師匠は飯塚所属の27期生・重富大輔。通算16戦5勝。