【オートレース】吉川麻季 初出場オールスター2勝「いつか最重ハンに」

吉川のさわやかな笑顔に魅せられるファンは多い

日々成長 ファン期待の飯塚ナンバーワン女子

 今年4月、飯塚で開催されたオートレースのSGオールスター(AS)に初出場した女子の吉川麻季(24)=飯塚=が、ビッグタイトル戦で2勝を挙げた。地道な整備と大胆な攻めで成長を続ける飯塚ナンバーワンの女子選手だ。

 ファン投票47位で選ばれたAS。初日予選は5番人気で木村武之らを破り、0ハンから逃げ切った。二次予選は浦田信輔、中村雅人、金子大輔ら強豪に先着し4着に粘った。だが、準々決勝は試練の連続。トップレーサーのスピードとテクニックに翻弄されて8着惨敗。4日目も8着で、最終日にようやく2勝目を挙げたものの、「スタートの壁、さばく壁、1コーナーの引きグセ、数え切れないほど課題が見つかりました」と振り返った。

 SG初出場白星と同時に、手が届かないほどの実力差も思い知ったが、ふつふつと活力が湧いてきたのも事実。「このままでは通用しない。逃げるときはSを頑張って好位に付け、何とか粘る。そして、意識的にコーナーで内を向ける練習を重ね、さばくレースが出来るようにする」と取り組むテーマを掲げる。

 現在、レースがないときは車検工場で働き整備力を磨いている。「エンジンの音を聞いて、何となくですが、善しあしが分かるようになってきました」とほんの少しずつながら成長を感じ取っている。レースでは「試走でいいタイムが出たとき、ファンに対して責任を取る意味でも攻める姿勢を忘れないようにしています」。果敢にまくりに行くことも多くなり、闘争心をレースで表現出来るようになってきた。

 デビューから約3年で通算30勝。愛くるしい目とさわやかな笑顔に魅せられるファンは多い。その応援に応えるためにも「努力して、初優勝したいです。そして、最重ハンの選手になりたい」。目標に向かってまい進中だ。 (松永 康弘)

(2020/6/3紙面掲載)

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