【オートレース】木山優輝 飯塚期待のレーサーが躍動

S級を目指し木山が躍動する

 飯塚所属のオートレーサー・木山優輝(21)が好調だ。10月、山陽のGⅡ「若獅子杯争奪戦」で初優出を果たした。優勝戦は7着だったが、準決勝戦でトップレーサー青山周平に次ぐ2着となるなど結果を残した。

 デビュー3年目。甘いマスクに秘められた闘志は、小学3年の時に芽生えた。オートレースファンの祖父母に連れられ、初めて訪れた飯塚オートレース場。そこで、豪快なエンジン音、スタートの緊張感、手に汗握る白熱のレースを知り、子どもながらにあこがれを抱いた。「絶対にオートレーサーになる」。その夢はかない、33期生として、「飯塚のビッグ4」と言われる田中茂を師匠に2017年にデビューした。

 171センチ、54キロのオートレーサーらしい体で、安定したスタート(S)と柔軟なレースを披露する。平均Sはコンマ15、両眼1.5という視力を生かし、ここ一番ではゼロ台を決める。エンジン力に合わせた内、外コースの使い分けもうまく、SGレースにも3度出場している。

 整備はまだ勉強中だが、師匠に加え、同じ練習グループの浦田信輔や桝崎陽介、青山文敏らから厳しい指導を受ける。「ほんの少しですが、キャブレターや電気系統の調整は進歩したかな」と話す。

 目標は「まず最重ハン、そしてS級です」。現在は最重ハンの10メートル前。この10メートルの厚い壁を埋めるために筋力、体幹を鍛え、「前を抜いていかないといけないから練習あるのみです」と新走路になった飯塚コースで意欲的にスピードを磨いている。

 A級143位は、かなたに見えるS級を目指し、5日から地元で開催される得意のナイターレースで成長した姿を披露する。(松永 康弘)

(2020/11/4紙面掲載)

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