(2018/5/30掲載)

レースほっとらいん

【オートレース】

第34期選手候補生 合格者発表

20人精鋭の活躍期待

 

2019年6月デビュー目指す

 次世代のオート界を担う第34期選手候補生の合格者が決まり、29日にJKAから発表された。応募者総数307人(うち女子27人)で、15・4倍の狭き門を突破したのは20人(同5人)。合格者の最年長は30歳、最年少は17歳で、平均年齢は22・6歳(5月29日現在)だった。6月に茨城県下妻市のオートレース選手養成所に入所。9か月間の厳しい訓練に耐えて2019年6月のデビューを目指す。

 

九州・山口地区からは6人合格

 特例合格者は男子2人。16年全日本ロードレースJーGP2 年間ランキング6位の上和田拓海(21歳、東京)と、16年トライアル世界選手権出場の野本佳章(30歳、群馬)。九州・山口地区からは石本圭耶(18歳、福岡)、川口裕司(24歳、福岡)、長田雅也(17歳、山口=兄は山陽32期の恭徳)、藤川竜(24歳、福岡)、松尾彩(20歳、福岡)、山本翔(25歳、山口)の6人が合格した。

 

 ひと昔前は新人1人がデビューすると100人のファンを連れてくると言われていた。SG4連続V(SG6V)でSGグランドスラムに王手をかけた鈴木圭一郎(32期)、SG2Vの青山周平(31期)がオート界を席巻。戦力分布は大きく変わり、ファンも若返った。

 

 さらに44年ぶりに女子レーサー復活となった佐藤摩弥(31期)らの人気もすさまじい。32期が5人、33期が7人で現在13人の女子が活躍している。2月17日には川口12Rで「ガールズレーサーバトル」が開催された。

 

 「新勢力の活躍、そして女子レーサーの華麗な舞でオート界は盛り上がっています」と、28、29、32、33期を養成所で指導したJKA広報課の榎本雅巳さん。スピードとパワーの新勢力と、いぶし銀のさばきで主力の座を譲らないベテラン勢のバトルでオート界は面白くなっている。戦国時代を迎え、34期のデビューが待たれるところだ。 尾田 礼司

 

 

※毎週水曜新聞掲載

佐賀競馬 出水拓人

(2018/5/23掲載)

レースほっとらいん

【地方競馬】

佐賀競馬から3年ぶりの新人騎手

出水拓人 17歳の挑戦

 

92回騎乗で6勝

 4月に佐賀競馬から3年ぶりに新人騎手が誕生した。出水拓人(でみず・たくと)騎手=写真=は神奈川県の厚木市出身の17歳。これまで約1か月半で92回騎乗し、6勝を挙げている。

 

 初勝利は4月22日の5Rだった。デビューから31走目のダークガーランド号で逃げ切り勝ち。「これまで勝てそうで勝てなかったレースがいくつかありましたから、初勝利はホッとしました」。落ち着いて騎乗したレースを振り返る。

 

 中川竜馬きゅう舎に所属し、同きゅう舎には兒島真二騎手もいる。身近に的確なアドバイスをくれる関係者がいるのは大きい。「中川先生や兒島さんにお世話になっています。レースに対する気持ちの持ち方や騎乗方法など、色々なことを相談しています」。20日の6、7Rでは中川きゅう舎の馬で連勝。好調馬に騎乗して結果を残した。

 

 出水騎手と同じ、地方競馬教養センターを卒業した同期は6人で全員が初勝利を挙げている。やはり同じ釜の飯を食べた仲間は気になるところ。「同期とは連絡を取り合っています。園田競馬の石堂(響)さんは既に9勝してますからね。刺激になります」。デビューした競馬場はそれぞれ違うものの、同期には負けたくない気持ちもある。

 

一戦一戦全力で

 これからの目標はまだはっきりとしていないが、一戦一戦を全力で戦う姿勢は変わらない。「まだ騎乗技術が甘いところがあるけど、少しずつ補って行ければと思います。応援してください」。

 

 佐賀競馬には山口勲騎手や鮫島騎手など、地方競馬で有名な騎手がそろっている。その中で勝つことはたやすいことではない。これからも若武者の挑戦は続く。(田原 年生)

 

※毎週水曜新聞掲載