レースほっとらいん

(2018/5/23紙面掲載)

【地方競馬】

佐賀競馬から3年ぶりの新人騎手

出水拓人 17歳の挑戦

佐賀競馬 出水拓人

92回騎乗で6勝

 4月に佐賀競馬から3年ぶりに新人騎手が誕生した。出水拓人(でみず・たくと)騎手=写真=は神奈川県の厚木市出身の17歳。これまで約1か月半で92回騎乗し、6勝を挙げている。

 

 初勝利は4月22日の5Rだった。デビューから31走目のダークガーランド号で逃げ切り勝ち。「これまで勝てそうで勝てなかったレースがいくつかありましたから、初勝利はホッとしました」。落ち着いて騎乗したレースを振り返る。

 

 中川竜馬きゅう舎に所属し、同きゅう舎には兒島真二騎手もいる。身近に的確なアドバイスをくれる関係者がいるのは大きい。「中川先生や兒島さんにお世話になっています。レースに対する気持ちの持ち方や騎乗方法など、色々なことを相談しています」。20日の6、7Rでは中川きゅう舎の馬で連勝。好調馬に騎乗して結果を残した。

 

 出水騎手と同じ、地方競馬教養センターを卒業した同期は6人で全員が初勝利を挙げている。やはり同じ釜の飯を食べた仲間は気になるところ。「同期とは連絡を取り合っています。園田競馬の石堂(響)さんは既に9勝してますからね。刺激になります」。デビューした競馬場はそれぞれ違うものの、同期には負けたくない気持ちもある。

 

一戦一戦全力で

 これからの目標はまだはっきりとしていないが、一戦一戦を全力で戦う姿勢は変わらない。「まだ騎乗技術が甘いところがあるけど、少しずつ補って行ければと思います。応援してください」。

 

 佐賀競馬には山口勲騎手や鮫島騎手など、地方競馬で有名な騎手がそろっている。その中で勝つことはたやすいことではない。これからも若武者の挑戦は続く。(田原 年生)