レースほっとらいん

(2018/9/19紙面掲載)

【オートレース】

飯塚のニューヒーロー木山優輝に注目だ

木山優輝 飯塚オート
デビュー初優出初Vを達成し、ウィニングランでガッツポーズの木山優輝

初優出で初V

 飯塚オートにニューヒーローが誕生した。33期新人の木山優輝(19歳)。8月10日の「サマーファイト」優勝戦で、0H単騎から6周回を逃げ切り、デビュー初優出で初Vの離れ業を演じた。同期では川口の黒川京介(20歳)に続く2番目の快挙。レース後は先輩、同僚から手厚い祝福を受けた。

 

 「信じられなかったですね」と優勝戦を振り返る。初めての優出に落ち着かない一日だった。目に見えないプレッシャーに押しつぶされそうになりながらも、出来ることをやってレースに臨んだ。だがスタートラインに立つと不思議と重圧から解き放たれた。ただコースを外さないように無心の走り。気がつくと後続の音が消え、ぶっちぎりの一人旅でVゴールを駆け抜けた。

 

 機力面には戦前から自信を持っていた。「エンジンとタイヤが本当に良かったですね。特に跳ねがなくなったことが大きい」。長く跳ねに悩まされてきたが、直前の地元一般戦でハンドルのベアリングを交換したことが奏功。動きが一変し、その節を⑧①②②にまとめ、サマーファイトでも①②①優①と、持ち味のスピードを生かした走りで、1番人気に応えて見せた。

 

師匠とSG走りたい

 デビューは昨年8月7日。ちょうど1年目の美酒に、「もう少し早く、という気持ちはあった。でも黒川君と肩を並べることが出来たし、これからという気持ちですね」と笑顔。10月からは来年1月の乗り換えに向けて、1級車の練習が本格化し、長いレーサー人生の本番を迎える。「もっと上を目指して、早くS級になりたい。そして師匠(田中茂)と一緒にSGを走りたいですね」と夢は広がる。

 

 オート界は鈴木圭一郎、青山周平ら若武者の台頭で戦国時代に突入。飯塚でも31期の鐘ケ江将平、32期の高宗良次が全国区に名乗りを挙げ注目されている。木山もそれに続きたいところだ。(尾田 礼司)