レースほっとらいん

(2018/11/14紙面掲載)

【オートレース】

SS王座決定戦TR出場16人が決定

青山グランドスラム王手

 オートレースの実力日本一を決めるSG「第50回日本選手権」が4日に埼玉県の川口オートで優勝戦が行われ、伊勢崎31期の青山周平(34)がシリーズ制覇を達成した。最後まで息をも尽かせない激戦を制しての辛勝に久々の青山スマイル。今年は「オートレースグランプリ」に続きSG4冠目を制し、グランドスラムにも王手をかけた。

 

 史上初の女子レーサーSG優出で注目を集めた佐藤摩弥(26)は8着に敗れたが、その健闘は光った。2011年7月に19歳でデビューして7年4か月。10月には通算4度目の優勝を飾り、着実に力を付けてきた。選手権では「スーパースター(SS)王座決定戦」トライアル(TR)の出場権も懸かっていたが、その夢は次の楽しみ。だが今回の初優出でその手応えはしっかりつかんだようだ。

 

 選手権が終了したことで12月27日から5日間、川口オートで開催されるSS王座TR出場の16選手が決まった。青山に第31回、第32回「全日本選抜」覇者の鈴木圭一郎、「オールスター」を制した佐藤貴也と、青山、鈴木を除く各地区競走成績第1位(18年1月1日~10月31日)の中村雅人(川口)、荒尾聡(飯塚)、丹村飛竜(山陽)の6人。残る10人はSG・プレミアムカップ優勝戦得点上位だが、今回の選手権3位の若井友和、6位の池田政和が圏外から勝負駆けに成功してTR入り。加賀谷建明が10位に滑り込み、丹村とともに初出場を決めた。逆に常連だった浦田信輔は補欠の3位となった。

 

 昨年は荒尾がSS王座初Vで感涙の表彰式となったのは記憶に新しい。では今年は? 荒尾の連覇が注目されるが、V奪回に意欲の鈴木、好S速攻の青山、イン走法に威力の佐藤らも虎視たんたん。実力者の高橋貢、永井大介も黙ってはいないだろう。西日本勢ではSG初優勝を狙う篠原睦、丹村からも目が離せない。どのようなドラマが生まれるのか、今から楽しみだ。 (尾田 礼司)