レースほっとらいん

(2019/1/9紙面掲載)

【オートレース】

ベテラン勢巻き返し 業界に活気

SS王座は永井が3年ぶりSG制覇

 平成最後となったオートレースの頂上決戦SG第33回スーパースター王座決定戦は、昨年12月31日、川口オートの第12Rで行われ、永井大介(41歳、川口25期)がSG復活Vを飾った。4日間のトライアル戦(①①⑤⑤)を平均得点トップで通過。自ら選んだ決定戦1枠から10周回(5100メートル)の長丁場を逃げ切った。

 

 SG制覇は2015年11月の日本選手権(川口)以来、約3年ぶり15度目の美酒。昨年はG13冠を制していたが、SGにはなかなか届いていなかっただけに、喜びはひとしおだった。2位にはSG史上1位の21冠を誇る高橋貢(47歳、伊勢崎22期)が入り、ベテラン勢が意地を見せた。

 

 オート界はここ数年、新勢力旋風が吹き荒れている。昨年は鈴木圭一郎(24歳、浜松32期)が第31、32回大会を制し全日本選抜を3連覇達成。優勝8回の内7回が完全Vで、89勝を挙げ年間最多勝利数記録を更新した。青山周平(34歳、伊勢崎31期)もオートレースグランプリと日本選手権を制しでSG全冠制覇に王手。佐藤貴也(33歳、浜松29期)はオールスターでSG初制覇を達成した。

 

 女子レーサーとして注目の佐藤摩弥(26歳、川口31期)は、スーパースターシリーズ戦平尾昌晃杯をトップSから8周回(4100メートル)を逃げ切り、女子の最多優勝記録を更新する通算5度目の優勝を飾った。そして一昨年7月にデビューした新人の中村杏亮(23歳、飯塚33期)は「第29回若獅子杯争奪戦」で待望の初優勝をG2戦で飾った。

 

 今年1月から33期生が2級車(500CC)から1級車(600CC)に乗り換わり、5日には川口正月開催で黒川京介(20歳、川口33期)が優勝。今年も新勢力旋風が吹き荒れそうだが、高橋、永井、浦田信輔らベテラン勢とのせめぎ合いで、オートレースはさらに面白くなる。 (尾田 礼司)