レースほっとらいん

(2019/5/1紙面掲載)

【オートレース】

オート界好調 売上700億円に回復

入場者数は減 “ドーナツ化現象”

 6年ぶりにオートレースの総車券売上額が700億円台に回復―。 公益財団法人JKAは2018年度(18年4月1日から19年3月31日)におけるオートレースの競走場別売上金額及び入場者数(利用者数)を、このほど発表した。

 

 全5場の開催日数は前年比9日増の459日で、総売上額は704億4768万7200円(前年度比106・8%)で約44億9455万円増、1日平均売上額は1億5348万800円(同104・7%)と2年連続で前年度を上回った。700億円台は12年度以来6年ぶりに到達。だが本場の総入場者数は136万446人(同93・6%)、1日平均は3278人(同93・2%)と減少に歯止めがかからず、“ドーナツ化現象”が進んでいる。

 

 西日本地区では飯塚が開催日数1日増の125日で、総売上額144億128万7100円(同102・7%)、1日平均1億1521万200円(同101・8%)。山陽は8日増の55日で、総売上額93億5942万300円、1日平均1億7017万1200円(同109・4%)だった。

 

 飯塚は16年度から本格実施されたミッドナイトレースが売り上げに大きく寄与している。ネット販売のみの無観客開催で16年度が26日間で14億4304万7500円(1日平均約5550万円)、17年度は37日間で20億3376万7300円(同5496万円)を売り上げ、当初目標の1日5000万円を大幅に上回る好調ぶり。そして18年度は37日間で22億9661万4000円(同6207万円)と売り上げの大きな柱となっている。

 

 山陽でも2月に7日間の試行開催を行い、4億7976万6400円(同6853万円)と好結果を出し、今後の本格的な開催の実施に向けて検討を進めている。

 

 オート界は16年3月末の船橋閉場で6場から5場へ減少したが、逆に売り上げは盛り返しつつある。だが10年5月の紙面を見ると、「38年ぶりに総売上額が1000億円を下回った」とあった。かつてはSG1開催で100億円を売った時期もある。700億円台回復で満足してはいけない。(尾田 礼司)