レースほっとらいん

(2019/10/9紙面掲載)

【地方競馬】

金山昇馬17歳 デビュー6走目初勝利

東京出身 チャンス多い九州の地へ

 1日付けで騎手免許を取得した金山昇馬(かなやま・しょうま)騎手=写真=が5日、佐賀競馬の4Rでデビューした。ルーキーは東京都出身の17歳。「多くのチャンスをいただけると聞いて佐賀を希望しました」と九州の地を選んだ。

 

 緊張の面持ちで挑んだ初戦。所属する池田忠好調教師から「思い切って行ってこい」と指示された通り、イエスユウキャン号はハナを切る先行策。結果は9頭中8着に終わったものの、ゲート出などのレース運びは合格点を与えられる内容だった。

 

 初日は6鞍の騎乗で8着、6着、5着、5着、7着と5走は馬券には貢献出来なかったが、最終11Rにチャンスが訪れた。2番人気に支持されたアンジー号は道中4番手追走。直線でグイグイ追い上げると、逃げるビューティフルキイを差し切って1着。新人騎手はプレッシャーに打ち勝って6走目にして初勝利を挙げた。

 

 「デビューした日に初勝利が出来てうれしい。今は泣きそうです」。結果を出さなければならない勝負の世界での一歩を踏み出し、「目標の騎手は鮫島(克也)さん、尊敬する騎手は山口(勲)さん。ライバルは同期の3人ですね」と話す。

 

親子三代「午年」生まれ

 昇馬の「馬」は親子三代(祖母、父)が午(うま)年の生まれで名付けられた。競馬に携わる仕事でこれから名前を覚えてもらうにはぴったり。

 

 「ひと鞍、ひと鞍を大事に出来る騎手になりたい。皆さんの期待に応えられるよう一生懸命頑張ります」。17歳の挑戦は始まったばかりだ。(田原 年生)