【高校野球・佐賀】龍谷 延長13回タイブレークサヨナラ5年ぶりV

高校野球 佐賀代替大会 決勝
サヨナラ勝ちを決め、ベンチを飛び出して喜びを爆発させる龍谷ナイン

◇決勝 龍谷8-7敬徳 ※延長13回、13回からタイブレーク(5日・みどりの森県営)

今大会初の打席 代打中島決勝打

 龍谷の勝利を告げる打球が、ふわりと舞い上がり、前進守備を敷いていた内野手の頭を越えた。サヨナラ勝ちが決まり、4時間越えの死闘を制したナインは一斉にベンチを飛び出し、抱き合って喜んだ。

 点の取り合いとなった一戦は、7―7のまま、延長12回を終えても決着が付かず、無死一、二塁スタートのタイブレークにもつれこんだ。13回表を無失点でしのいだ龍谷は、その裏、無死満塁と絶好機を作り、打席に代打・中島旭教(3年)が向かった。

 大会前に右肩を痛め代打要員となった中島。準決勝までずっと出番がなく、この打席が今大会の初打席だった。それでも徳山誠一朗監督?(?41?)?にとっては「一番いい所で使おうと取って置いた」最強の“切り札”でもあった。

 1ボール2ストライクと追い込まれた4球目。直球にしぶとく食らい付くと、白球は左前で弾み、両チーム合わせて30安打が乱れ飛んだ打ち合いに終止符を打った。

 新型コロナウイルスの影響で学校は休校となり、2週間練習出来ない時期もあった。追い打ちをかけるように甲子園中止が決まり、チームはどん底にあった。それでも代替大会の開催が決まると、徳山監督の発案で「優勝したら、チャンピオンTシャツをつくろう」と励まし合った。

 主審が体調を崩して途中交代するほどの酷暑の中の戦い。全員野球で総力戦を制し、森悠人主将(3年)は「3年生全員で優勝しようと話していたので、うれしい」としたたる汗を拭った。(加藤 博之)

全試合結果(報知新聞社)

(2020/8/5紙面掲載)


敬徳 20年ぶり決勝も無念

 20年ぶりの決勝進出だった敬徳は最後まで龍谷を苦しめた。再三のピンチをしのいだ好リリーフの太田透天(2年)は、サヨナラ負けの瞬間、マウンドに崩れ落ちたまま、しばらく動けなかった=写真=。井上翔主将(3年)も試合後は涙を浮かべ、悔しさをにじませたが「あきらめなければ結果がついてくることは示せた」と初優勝の夢を後輩に託した。

(2020/8/5紙面掲載)

ボーイズリーグ(中学生、小学生の硬式野球)

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