夢かなえたボーイズリーガー

(2019/12/21紙面掲載)

DeNA7位・有明高

浅田 将汰(飯塚ボーイズ出身)

 プロ野球はいよいよキャンプイン。ルーキーたちはワクワク、ドキドキの初キャンプとなる。今季、プロ入りしたボーイズリーグ九州ブロック出身の支配下登録選手の中学時代を振り返る。

2016年8月28日、山鹿選手権大会準決勝。浅田は帽子が脱げ落ちるほど気迫の投球で完封した
2016年8月28日、山鹿選手権大会準決勝。浅田は帽子が脱げ落ちるほど気迫の投球で完封した

3年春135㌔ 気迫あふれる投球

 高校日本代表右腕は、中学時代にも日の丸を背負って戦った。浅田は飯塚在籍当時から球が速く、3年春の九州選抜大会では最速135㌔の速球で優勝に貢献。当時から気迫あふれるピッチングが持ち味だった。8月の世界少年野球大会では九州代表として出場。3年後のU-18ワールドカップと同じ韓国でプレーした。

 

 マウンドでの堂々とした姿とは対照的に「言いたいことをうまく言い切らなかった」と春山総星監督。世界少年野球大会の九州代表解散式。各選手が壇上で志望校を発表する場が設けられた。浅田は既に有明高の進学が固まりかけていたが「まだ決まっていません」と濁した。

 

 仲間が強豪校の名前を挙げる中で、当時は野球部の実績が今ひとつだった校名を言うことにためらいがあったのだろうか。しかし闘志は内に秘められていた。負けられない、と。

 

 

奥川、佐々木追い抜く

 

 中学時代は70㌔未満だったが投手としての基礎を築いていたこともあり、高校では体重も増えてさらに球速アップ。浅田の活躍で有明高は今夏の県大会4強。日本代表選出もあり校名は広く知られることになる。

 

 ドラフト指名後の記者会見では「奥川や佐々木を追い抜く」と明言。飯塚のグラウンドを訪ねたときにも「しっかり、しゃべってくれた」と春山監督。心身ともに成長した右腕が、次は横浜で輝きを放つ。

 

浅田 将汰(あさだ・そうた)2001年4月23日、福岡県飯塚市出身。18歳。有明では1年夏にベンチ入り。3年夏は県大会4強で甲子園出場は逃したが最速149㌔の速球を武器に高校日本代表入り。U-18ワールドカップ南アフリカ戦では5回無安打無失点8奪三振。182㌢84㌔。右投右打。背番号54。