高校野球

(2019/10/26紙面掲載)

秋季九州大会

明豊 4戦連続2桁安打 大分勢対決制す

 高校野球の九州地区大会は25日、佐賀市のみどりの森県営球場で決勝が行われた。大分勢同士の対戦は明豊が大分商に13-5と打ち勝った。2007年秋以来24季ぶり2回目の九州王者に輝き、明治神宮大会(11月15~20日)の出場を決めた。

神宮切符を勝ち取り歓喜に沸く明豊ナイン
神宮切符を勝ち取り歓喜に沸く明豊ナイン

▼決勝(10月25日・佐賀県立)

明 豊 203 421 000=13

大分商 001 202 000=5

 

隙を与えず同県ライバル一蹴

 同県のライバルに、つけいる隙を与えなかった。明豊が4戦連続2桁安打、20得点を挙げた1回戦に続く2桁得点で圧勝。川崎監督は今夏の準決勝で敗れた相手に対し、「どんな状況でも隙は作っちゃいけない。死にものぐるいで勝ちにいった」。リードしていても一切攻撃の手を緩めることなく得点を重ねた。

 

 チャンスの時こそ積極的に。チームとして取り組んで来たスタイルが顕著に現れたのは5-1で迎えた4回だ。1死一、二塁で2番の為藤は「後ろにもいい打者がいるし、初球から思い切って振った」と高めの直球を強振。公式戦初となる右越え3ランに、右拳を突き上げてダイヤモンドを一周した。さらに3番の布施が通算19本目となる左越えソロ。2者連続アーチで勝利を決定づけた。

 

4回1死一、二塁、右越え3ランを放った為藤(中央)
4回1死一、二塁、右越え3ランを放った為藤(中央)

為藤3ラン 春夏ベンチ外の悔しさ晴らす

 為藤は続く5回にも左前適時打を放ち、2安打4打点。準優勝だった昨秋の九州大会でベンチ入りしながら、選抜や夏の県予選ではメンバーから外れた。「やり返したかった」。悔しさを胸に毎日、納得するまで素振りを続けた成果を実らせた。

 

 今年の選抜は4強入り。主将で左腕エースの若杉や中軸を担った布施、遊撃の宮川らが残るチームは、出場が決定的な来春の選抜で日本一を目指す。指揮官は「どこからでも強い打球が出るのは示せた。これをワンランク、ツーランク上げていければ」。攻撃力にさらに磨きをかけ、まずは神宮でその力を証明する。(弓削 大輔)

 

5回2死二、三塁、寺下の右前安打で生還する二塁走者の末田
5回2死二、三塁、寺下の右前安打で生還する二塁走者の末田

大分商 準Vも4失策 リベンジ誓う

 大分商は明豊の打力に屈して準優勝。渡辺温の左越えソロなど9安打で5点を入れたが、4失策とミスも多く流れをつかめなかった。決勝では登板がなかったエースで主将の川瀬は「自分自身も、チームとしても、もっとレベルを上げていかないと」と宿敵へのリベンジを誓った。

※新聞紙面では両校の別カット写真、選手名フルネームで掲載 バックナンバ-お買い求め方法