高校野球

(2019/7/29紙面掲載)

第101回全国高校野球選手権

【長崎】海星 エース柴田完投 打線も援護10得点

5年ぶり18度目

甲子園出場を決め、抱き合って喜ぶ海星ナイン
甲子園出場を決め、抱き合って喜ぶ海星ナイン

▼決勝(7月28日・長崎県営)

海 星 001 503 010=10

鎮西学院000 100 000=1

 

カーブさえ連打許さず

 海星のエースナンバーを背負う柴田蓮人(3年)は、前日の準決勝とは見違えるピッチングだった。四球はわずか1、6安打1失点、96球で完投した。カーブがさえ、連打を許さず、決め球の直球がコーナーに決まった。

 

 準決勝の長崎日大戦は、球の切れが悪く3回途中での降板だった。その悔しさを晴らして「投球は90点ですが、投手陣の責任を果たせて良かった」と笑顔の中に、ほっとした表情をにじませた。

 

 準決勝では、阪神・江越大賀外野手の遠縁にあたる背番号11の江越永輝(3年)が10回2/3のロングリリーフ。チームを2年連続の決勝に導いてくれた。そのバトンを受け継いだエースが負けるわけにはいかなかった。

 

昨年涙「生きた」

 打線も12安打10得点と強力に援護。3回に4番・高谷艦太(3年)の内野安打で先制、4回には2四球に2番・大串祐貴(3年)の左中間適時二塁打など打者10人で5点を奪った。6回には2つの四死球と柴田の中前適時打などで加点するなど2桁得点。先制、中押し、だめ押しと理想的な攻撃で試合を決めた。

 

 昨年も決勝に進んだが、創成館に1-6で涙をのんだ。加藤慶二監督は「去年の経験が生き、決勝に対するブレがなかった。柴田も打線も良かった」とナインをたたえた。

 

 温度計が33度を指す長崎市で今年一番の暑さの中、完投した柴田は「甲子園でも完投で1勝を挙げたい」。この日の投球を大舞台でも披露する。(松永 康弘)

 

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