24~K部長のボートレース放浪記 多摩川編

(2019/7/1更新)

多摩川 2019.6グラチャン編(上)①

 Kです。ボートレース多摩川(東京)でSGグランドチャンピオンが開かれました。多摩川のSG開催は2009年のクラシック以来10年ぶり。10年前はまだボートレースにハマる前だったので、多摩川にボートレース場があることすら知らなかったのですが、24場制覇に挑戦中の2012年、初めて訪れました。レディースチャンピオンがまだ女子王座決定戦の名でひな祭りの前後に開催されていた時期で、その時の優勝は田口節子(岡山)でした。あれから7年。「多摩川でSG」と聞けば、黙っているわけにはいきません。6月22日(5日目)、23日(最終日)と多摩川へ2度目の旅打ちです。

ボートレース多摩川 グランドチャンピオン

4日目の最終便で福岡から上京

 21日夜、仕事終わりからの最終の飛行機で上京し、22日朝、レース場へ。最寄り駅は西武多摩川線の、その名もズバリ「競艇場前」。レース場までは尼崎(兵庫)同様屋根付の専用スロープで結ばれていて、雨が降っても傘なしでレース場まで行けます。最寄り駅からの近さでは住之江(大阪)や尼崎と並び5本の指に入るかもしれません。多摩川線は営業距離約8㌔の路線で終点は「是政」。是政はその昔、このあたり一帯を開拓した人の名前で、多摩川線もかつては是政線と呼ばれていたそうです。ボートレースを始めた頃、多摩川の実況で耳にしていた「日本一の静水面。是政劇場の幕が開く」。当時、是政劇場の意味がわからず、調べたところ人の名前に由来することがわかり、納得した記憶があります。ボートレース初心者だった頃に脳裏に深く刻まれた、あの実況が今は聞けないのはちょっと寂しい気もします。

 

 スタンドは競走水面の端から端まであり、デカイです。建て替えでコンパクトなスタンドになった鳴門(徳島)に比べると、優に3倍はあろうかという大きさです。1階の天井は鉄骨がむき出しになっており、「競艇場」という雰囲気を漂わせています。水面は木立に囲まれ、これが防風林の役割を果たし、「日本一の静水面」を作っているのかもしれません。

 

ボートレース多摩川 グランドチャンピオン 長嶋万記

インから点数絞るもヒモ抜け

 朝のうちは雲が多いものの所々に青空がのぞいていたのですが、1Rのスタート展示前には小雨が降り出しました。予選の3日目まではインが圧倒的に強かったのですが、前日の4日目はかなり荒れました。天候がコロコロと変わる梅雨の季節。4日目の傾向が続くのか、再びイン主導になるのか。風はゆるい追い風。まずは様子見の1Rです。③菊地孝平(静岡)④松井繁(大阪)⑤石野貴之(同)とそうそうたるSG覇者が名を連ねる中での長嶋万記(静岡)のイン戦。メンバーだけ見れば、スタート力のある菊地から松井、石野の2、3着という組み立てになるのでしょうが、今節の菊地はスタートにバラつきがある上に前日のレースで転覆。展示タイムも最下位です。展示を見る限り、長嶋が先に回れば持たせる足は十分あると見ました。ここは長嶋の頭から①-②③④-②③④。ちょっと欲を出して展示タイムがトップだった⑥小野生奈(福岡)の3着付け①-全―⑥を少々。結果は枠なりの3対3から長嶋が難なく逃げ①②④は1,300円。菊地は1周目バックで2番手に付けていたのですが、ズルズルと後退し5着。舟足はかなり厳しそうです。

 

 2R以降もイン逃げが続きます。3日目までに戻った感じで、あまり欲をかかずにインからある程度点数を絞って勝負しますが、これが見事にヒモ抜けといった感じで当たりません。幸先いいスタートを切ったつもりがリズムは決して良くありません。そんな中で迎えた5R。メンバーは①赤岩善生(愛知)②笠原亮(静岡)③岡崎恭裕(福岡)④前本泰和(広島)⑤長嶋⑥吉田拡郎(岡山)。展示タイムは前本がトップ。1周タイムは赤岩、前本、岡崎の順。舟券の相性は最悪の赤岩ですが、このイン戦は信頼しても良さそうです。2着は「4コースは2着で買え」の前本を固定し、①-④-②③。あとは3コース戦の時に怖い岡崎をどうするか。本来ならば③-①④-全あたりで行きたいところですが、ここまで完全にイン逃げの流れ。保険をかける意味もあり、①③④のボックスにし、この8点で勝負です。

 

 本番は岡崎がトップスタートから赤岩に襲いかかり、頭までありか、とこぶしに力が入ったのですが、岡崎のまくりに乗ってまくり差してきたのは長嶋。赤岩の内に艇を入れ、2Mを先マイ。追撃を振り切り、そのままゴール。⑤①③。なんと33,570円の大万舟。5コースからのまくり差しには定評のある長嶋ですが、「まさか連勝はないだろう」と軽視していました。典型的な「あとの祭り」ちゃんでした。

ボートレース多摩川 グランドチャンピオン 牛炊

名物「牛炊」食べても流れ変わらず

 結局前半戦は最初のレースをとっただけで1勝5敗。7Rの発売中に突然、前が見えなくなるほどの激しい雨が降るなど天候は不安定ですが、6R以降は再びイン逃げのレースに。それでも7R(1,150円)と9R(1,390円)は的中しましたが、配当があまりに“安定”し過ぎてトリガミを免れるのが精一杯。途中、多摩川名物のレース場グルメ「牛炊」を食べて何とか流れを変えようとしたものの大した効果もなく、大きく負け越したまま準優勝戦を迎えることになりました。

多摩川グラチャン編(上)