24~K部長のボートレース放浪記 多摩川編

(2019/7/1更新)

多摩川 2019.6グラチャン編(上)②

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準優10Rは①-②=③2点勝負

 準優勝戦10R。雨も上がり、風は追いから向かいに変わったものの微風。ベタ水面です。メンバーは①白井英治(山口)②萩原秀人(福井)③新田雄史(三重)④原田幸哉(長崎)⑤徳増秀樹(静岡)⑥吉川元浩(兵庫)。SG3連覇に挑んでいる吉川の登場ですが、さすがにクラシックやオールスターの時のようにはエンジンは出ておらず、何とかここまでたどり着いたという感じです。エンジン的にはやはり内の3人。中でも節間3勝を挙げている萩原、新田が出色で、特に新田は待機行動違反の減点があってのこの位置ですから乗り手もエンジンも間違いなくトップクラスでしょう。

 

 スタート展示は徳増がピット離れで後手を踏み、①②③④⑥⑤のオールスロー。展示タイムはその徳増が1人抜けているほかはほぼ横一線。1周タイムは白井、萩原が抜けています。新田の1周タイムが悪いのはいつものことなので、ここは無視です。外枠の2人はひとつでも内に、の思いでしょうが、誰も入れてくれないでしょう。本番の進入はオールスローになるかどうかは別にして枠なりが濃厚です。展示を見てもここはイン戦の1着率が80%を超える白井の頭は固いところです。昨年の地元・徳山に続くグラチャン2連覇に向け、気合も入っていることでしょう。2、3着も萩原、新田で順当なところです。オッズを考えると、多くは買えません。①-②=③の2点に絞り、起死回生を狙います。

 

 本番は外の3艇がダッシュに引き①②③/④⑤⑥。ほぼ横一線でスタート。と、その直後に「スタート、判定中!」のコール。やがて白井と新田にフライング返還欠場のアナウンス。なんともやるせないレースになりました。結果は②⑤⑥の1,380円。舟券は全額返還となりましたが、1Mを回った後の隊形は間違いなく①-②=③だったので、一発逆転が不首尾に終わり、がっくりです。SG準優勝戦のFなので、2人ともしばらくSGには出られなくなります。特に賞金王を狙う白井にとっては痛すぎるFです。応援している選手の1人なので、これからしばらくSGやGⅠでその姿を見ることができなくなるのは残念です。

 

ボートレース多摩川 グランドチャンピオン

11RはF返還分をぶち込むが…

 人気を背負っていた2人のFだけに払い戻しには長蛇の列。場内がざわつく中、11Rです。①太田和美(大阪)②木下翔太(同)③中野次郎(東京)④田村隆信(徳島)⑤桐生順平(埼玉)⑥寺田祥(山口)。近況、グレードレースで精彩を欠いている太田ですが、今節は予選後半から3連勝し準優の1号艇をゲットです。

 

 展示は枠なりの3対3。展示タイムは寺田が抜けており、木下、田村が続きますが、大きな差はありません。1周タイムは太田、木下、田村の順です。普通に考えれば①-②です。イン逃げが連発しているこの日のレース傾向を思えばなおさらです。当然①-②からが1番人気で①②④は10倍を切っています。10R同様、点数を絞ってドカンといくか、それとも荒れる方にかけるか。決め手になったのは展示のスタートタイミング。太田だけ0.16と1艇身以上を遅れています。前のレースで大返還のFがあったばかり。スタートは慎重にならざるを得ないでしょう。特にプレッシャーがかかるのは1号艇の太田のはずです。ここはSG初優出を狙う木下にかけてみることにしました。スタートで太田が後手を踏んだ時の差し、まくり両面から②-①④⑤-①④⑤です。10Rの返還分を、この6点にぶち込みます。

 

 本番の進入も枠なりの3対3。小雨が降っていますが、風はほとんどありません。スリットはほぼ横一線。若干、太田が先行気味で、1Mを先マイしましたが、艇が流れ、その内を木下が差し続きます。「差し、入ったんじゃないか!」と一瞬期待しましたが、回った後の加速がすごく、スリット裏ではあっさりと振り切ってしまいました。終わってみれば①②④は1番人気の860円。レース結果を見ると、全員が0台のスタートで、中でも太田は0.01!! SGレーサーのスタート力とここ一番の集中力を侮ってはいけないということですね。

ボートレース多摩川 グランドチャンピオン 長嶋万記

12Rは柳沢=峰の折り返しも

 追い込まれました。残すは12Rのみ。乾坤一擲の勝負です。メンバーは①柳沢一(愛知)②毒島誠(群馬)③坪井康晴(静岡)④峰竜太(佐賀)⑤池田浩二(愛知)⑥守田俊介(滋賀)。予選最終レースで5コースからのまくり差しを決めて逆転の予選トップ通過を果たした柳沢。それまでトップだった峰は着をまとめ切れずにこの位置です。得点率の順位通りならば10Rの4号艇のはずですが、4~6号艇は番組編成委員の裁量で決めることができます。戸田のクラシックでも同様のことがありましたが、本紙の記事によると「売り上げを考慮して」とのことです。確かに峰の出るレースは売れます。10Rよりは最終レースの方がより売れるでしょう。優勝戦に乗れば、なおさらです。深読みすれば、峰が優勝戦に乗る確率の高いレースに組んだとも言えます。

 

 展示は枠なりの3対3。坪井がやや遅れた以外は全員が0台。展示タイムは坪井がトップで、僅差で峰。1周タイムは峰がトップで次いで守田、池田と外枠勢が優勢です。ここは迷いませんでした。スタート巧者の柳沢と4コース戦に定評がある峰の一騎打ちしか考えられません。坪井の展示タイムが峰を上回っている点が少し気になりますが、峰が最低でも2着に入り、優勝戦に乗るとの期待も込めて、①=④-全の8点で勝負です。

九州・山口勢は全滅

 本番、スタートの隊形は柳沢1人が頭ひとつ抜け、残りの5艇は横一線。スリット後、坪井と峰がやや伸び返し、坪井が外マイ、峰が2番差し。1Mを回った直後は①④③で決まったかと思ったのですが、坪井の伸びも悪くなく、2Mは内にいた峰が柳沢に続いて先マイしましたが、坪井が差し返し、スリット前では坪井が先行です。峰も必死に追いかけますが、届かず、結局①③④でゴール。7番人気の1,940円でした。予選最終日に着をまとめ切れなかった峰ですが、舟足は下降気味だったのでしょうか。予選前半のレースを見る限りは①④③で決まりだと思ったのですが…。

 

 終わってみればインが10勝。ここまで強いとは。前日の予選最終日が結構荒れたので期待していたのですが、10勝のうち3桁配当が2レース、1,000円台が8レース。辛うじて3レースは的中しましたが、これでは浮くわけがありません。7年ぶりの多摩川初日は惨敗に終わりました。

 

 優勝戦のメンバーが決まりました。①柳沢②太田③萩原④木下⑤坪井⑥徳増。残念ながら地元(九州・山口)からだれも乗ることができませんでした。白井か峰が乗っていればかなり気合が入るところなのですが…。

立川駅 白エビのてんぷら

白エビだけに①からか

 この日の宿はJR立川駅近くのホテル。コンビニのATMで翌日の舟券資金を補充し、一人反省会へ。駅の周辺には飲食店がひしめき合っていて、どこにしようかぶらぶらと歩いていると、歩道の看板メニューに「白エビのてんぷら」との文字を見つけました。確か、白エビはホタルイカと並ぶ富山湾の名産。まだ食べたことがなかったので、この店にしました。生ビールを流し込み、ハイボールに切り替えたタイミングで登場。1匹が人差し指ほどの大きさでしょうか。普通のエビは火が入ると赤くなりますが、白エビはそのままです。粗塩を付けて頭から。味は割と淡白であまり「エビエビ」していません。それでもハイボールのお供としては十分でした。「白エビだけに明日の優勝戦は白(1号艇)からか」などとつまならないことを考えながら夜は更けていきました。

多摩川グラチャン編(上)