24~K部長のボートレース放浪記 多摩川編

(2019/7/8更新)

多摩川 2019.6グラチャン編(下)②

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ボートレース多摩川 グランドチャンピオン

「6号艇の展示1番時計は2、3着で買い」

 いよいよ大詰め。追い風が少し強くなり、水面際に出ると、肌寒く感じます。高温多湿になると思っていたのですが、気温はそこまで上がっていないのかもしれません。10Rは特別選抜B戦。①中野次郎(東京)②守田③毒島誠(群馬)④寺田祥(山口)⑤丸岡⑥魚谷智之(兵庫)。準優勝戦で2艇のFが出たので、丸岡、魚谷が繰り上がりです。スタート展示は枠なりの3対3。展示、1周タイムとも魚谷が断トツです。「6号艇の展示1番時計は2、3着で買い」が私のモットーです。特に魚谷は敗者戦の外枠時に高配当をよく提供してくれます。ここは自分のモットーを信じ、本命筋が①-⑥=全。穴目は魚谷の頭までを想定して①②⑥のボックスを少々。

 

 本番は4カドの寺田の仕掛けで内がごちゃついた隙を突いて魚谷が最内差し。スリット裏では寺田、丸岡との2着争いとなりましたが、2Mを先行し、2着を確保。3着には寺田が粘り①⑥④。6,170円は今節的中した舟券では1番の高配当となり、これでこの日の収支はプラスに転じました。

ボートレース多摩川 グランドチャンピオン

11R①④③で出来たか!?

 この調子、この調子。続く特別選抜A戦の11Rは①峰竜太(佐賀)②田村③吉川元浩(兵庫)④原田⑤池田⑥桐生。原田、池田が前半レース、それぞれ3、2コースから1着です。スタート展示はここも枠なりの3対3。展示、1周タイムとも峰がトップで次いで原田です。準優勝戦で坪井に競り負け、優勝戦に一歩届かなかった峰ですが、このレースは奮起のイン戦。このメンバーに入れば機力は1歩も2歩もリードしています。怖いのは4カドになりそうな原田の一発ですが、峰を沈めるまでの足はないように思います。ここは峰から原田への①-④-全で本命勝負です。あとは原田の攻めに乗っての池田への①-⑤-全を少々。先攻めが原田ではなく吉川だった場合を想定して①-③-②④をトリガミにならない程度に押さえました。

 

 本番は峰がスタートで後手を踏み、ヒヤリとしましたが、1Mまでに伸び返し、なんとか先マイ。2番差しの原田が峰を追走し、①④③で出来上がりの隊形でしたが、2周目1M、外を全速で回った吉川にかわされ3着に。①③④、1,600円の決着でした。取るには取りましたが、これだとトリガミ寸前。①④③なら大きく浮いていたのですが、SGを連覇して乗り込んできた吉川と原田の勢いの差が出たというところでしょうか。原田を沈めた吉川の連続ツケマイは見事でした。

ボートレース多摩川 グランドチャンピオン

優勝戦①-③で勝負

 さあ、いよいよ最終日最終レースの優勝戦。空は厚い雲に覆われていますが、雨は落ちていません。スタート展示、注目の進入は、徳増がお伺いを立てましたが、入れずに枠なりのオールスロー。スタートタイミングは柳沢が0.25と1人だけ大きく届いていません。展示タイムも柳沢だけ極端に悪く、トップの坪井とは大きな差があります。1周タイムは萩原が好タイムのトップで、次いで柳沢、坪井、太田の順です。柳沢に関するデータがよくないのが気になります。「エンジンの調整ミス?」「SG優勝戦1号艇のプレッシャー?」。考え出すといろんなレース展開が思い浮かび、なかなかまとまりせん。

 

 出した結論は、まだSG優勝者を出していない86期、柳沢、萩原のどちらかが優勝――。展示のデータは良くない柳沢ですが、本番もオールスローなら外から飛んでくる選手もいないでしょうし、準優並みのスタート(0.09)ならば逃げ切りは十分です。対抗は「回り足が気に入っている。スタートも見えている」という萩原です。1周タイムがトップで、展示のスタートタイミングも0.07です。本命筋は柳沢の逃げから①-③-全と萩原のまくり差しが入った時の③-①-全。穴目は展示同様、柳沢のスタートが届かなかった時の太田、萩原のまくって差しての③-②-全と萩原がまくり切った時の③-④-全。オッズを見ながら①-③-全をかなり厚めにして勝負です。

 

 水面際は多くのファンで埋まっています。2M近くからピット離れを待ちます。徳増への声援が目立ちます。穴党ファンとしては徳増に進入を乱してほしいところでしょう。その徳増、本番でも内を伺いますが、残りの5艇が早々と抵抗し、オールスロー。風は緩い追い風ですが、深い進入にはなっていません。起こした時点で坪井が大きく遅れているのがわかりました。スリット付近では柳沢が先行しています。徳増が遅れた坪井の頭をたたいて出ますが、これは届かず、1Mは先マイした柳沢と差した太田の争い。一瞬、太田の差しが入ったかに見えたのですが、前を向いてからは柳沢があっさりと振り切り、先頭に。2着は太田、萩原で接戦です。①③②はありますが、①②③は持っていません。大時計前では太田が1/3艇身ほど前にいます。2周目1M手前、太田が絞ろうとして萩原の艇とぶつかります。その刹那、萩原がハンドルを入れ、ターンマークに向かってまっしぐら。外の太田をけん制するよう回り、ここで突き放しました。①③②でゴールし、4番人気の1,440円。2周目1M手前の攻防は見ごたえたっぷりでした。

しみわたるハイボール

 後で競走成績を確認すると、柳沢のスタートタイミングはあっと驚く0.01。「あのスタート展示は何だったんだ」と思いましたが、結果オーライ。この日はこの払い戻し分だけプラスになり、戸田クラシック6日目、福岡オールスター5、6日目、そして前日と続いていた連敗記録にようやく終止符を打つことができました。ただし、帰りの飛行機の時間があるので、払い戻しには並ばず羽田空港へ。搭乗までの待ち時間、第2ターミナルビルにある「東京カルビ」で少しだけ喉を潤しました。ハイボールが血管の隅々まで行き渡るような感覚で、すぐにいい気分になりました。今回の旅打ち、2日間トータルではマイナスに終わりましたが、最終レース(優勝戦)を取ると取らないとでは、こんなにも違うものか、改めて実感しました。次はSGオーシャンカップ。①-③-全の的中舟券を持って常滑(愛知)へ乗り込みます。

 

◇多摩川グランドチャンピオンの戦績

22日:3勝8敗1分(F返還) 回収率 46%

23日:7勝5敗 回収率 136%

トータル 91%

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