24~K部長のボートレース放浪記 住之江編

(2019/1/21更新)

住之江 グランプリ編(2018.12) 上②

 開門前にレース場に到着。晴れ間が広がり、風もなし。絶好の水面コンディションです。7Rまでの一般戦で貯金を作っておきたかったのですが、さすがに捕らぬ狸の何とやら。1勝6敗と大きく負け越したまま、シリーズの準優勝戦に突入です。

 

 まずは8R。①新田②丸岡正典(大阪)③斉藤仁(東京)④中野次郎(同)⑤佐藤翼(埼玉)⑥秋山直之(群馬)。展示は枠なり3対3。コースを取りに来そうな選手もいないので、進入は展示通りでしょう。展示タイム、1周タイムは大差ありません。強いて挙げれば中野が良さそうに見えます。ここは当初の予想通り、新田に逃げで大丈夫でしょう。2着はコースの利がある丸岡と展示が良く見えた中野で、①-②-④と①-④-全の5点で本命勝負。穴目はこの3人を絡めた②④-①②④-①②④です。本番はスリット先行した中野が攻め手となりましたが届かず、新田が先マイ。中野の攻めを利用してまくり差した佐藤が3着に浮上し、①④⑤でゴール。佐藤が人気を落としていたのか、3,280円とイン逃げ好配当でした。

 

 

 続く9Rは①石野②山田康二(佐賀)③中田竜太(埼玉)④前田将太(福岡)⑤長田頼宗(東京)⑥木下翔太(大阪)。展示は地元の木下が3コースに入り、①②⑥/③④⑤。展示タイム、1周タイムとも内の2人が抜けています。トライアル1stで敗退した石野はその悔しさをぶつけるようにシリーズ戦ではコース取りも含め大暴れ。並々ならぬ気合とともにここは逃げてくれるはずです。敵は絶品の2コース差しがある山田。枠なり4コースなら前田のまくり差しや差しも魅力です。外の2人は機力的にもコース的にもきつそうですが、問題は進入です。木下が何コースになるのか。よくわからないので、①②⑥/③④⑤なら①-②③⑥-②③⑥、枠なりなら①-②③④-②③④。要は石野の頭から2、3着も内からという舟券です。穴目はこれまで何度かおいしい思いをさせてもらった山田の差しに期待し、②-①-全。

 

 本番もピット離れから木下が飛び出し、並びは展示通り①②⑥/③④⑤。スタートは内3艇が優勢で、定跡通り山田が差し、木下が握り、中田が2番差し。波乱もなく①②③でゴール。一番人気の750円でしたが、舟券はダブルで持っていたのでトリガミにならずにすみました。 

ボートレース住之江 グランプリ 賞金王決定戦

 

 シリーズ準優勝戦最後は、伸びなら節一と目される平尾の登場。以下、②浜野谷憲吾(東京)③池田浩二(愛知)④山崎智也(群馬)⑤寺田祥(山口)⑥湯川浩司(大阪)。エンジン的には平尾を脅かしそうな選手はいません。問題は湯川のコース取りでしょうか。展示は湯川が内をうかがいますが、入れずに枠なりのオールスロー。展示タイムは平尾が断トツの一番時計。スタートが多少遅れても1Mまでに伸び返すことは間違いありません。4カドになれば山崎の一発が怖いところですが、展示通りオールスローの4コースなら威力は半減です。ここは平尾の頭で決まり。2、3着が悩ましいところですが、1周タイムに頼り、上位の浜野谷、山崎を軸にしました。①-②-④⑥と、①-④-②厚めの①-④-全の6点で勝負です。

 

 本番は寺田の抵抗を振り切り、湯川が4コースまで入り、①②③⑥/④⑤。想定していたオールスローではなくなり、少し嫌な予感がします。悪い予感は良く当たります。平尾はすんなり逃げましたが、5コースからトップタイのスタートを切った山崎が内を絞りにきましたが、それに抵抗した湯川が握りマイで2着を確保。結局、①⑥②で決まり、5,270円とイン逃げにしては好配当となりました。オールスローを想定していたので、大外の湯川には出番はないと思っていたのですが…。

 

 残るはトライアルの2戦のみ。前日同様、ここまでの負けを一気に取り戻したいところです。最初の11Rは①中島②馬場③井口④白井⑤笠原⑥桐生順平(埼玉)。展示は桐生が内をうかがいますが、入れずにオールスロー。展示タイムはいつものように井口が断トツ。1周タイムは桐生、白井が上位です。朝の予想通り、エンジン的にもモチベーション的にも苦しい中島を思い切って切ります。狙いは1着ならば優勝戦の好枠が確定する井口か白井です。まずは井口が先攻めした時の③=④-②⑥。次いで白井が4カドになっての先攻めから④-⑥-②③。中島同様、笠原も舟券からははずしました。締め切り時間が迫り、急いで窓口へ走り、現金とマークシート3枚を投入。ところが1枚だけ戻ってきました。④-③-②⑥です。これだけ間に合わなかったようです。ガーン。住之江はまだフォーメーション投票ができません。もしできていればマークシートは2枚で済み、間に合ったはずです。これで結果が④③⑥だったら目も当てられません。

 

 ドキドキの出走です。「④-③だけは来てくれな」と祈ります。並びは展示と違い枠なり3対3で折り合い、白井は4カドです。スタートはその白井がトップスタートを決めましたが、絞り切るまではいかず、内の井口が先まくり。これが見事に決まり、白井が差して追走。バックでは③-④隊形。これで④-③はなくなり「ヨッシャー」ですが、3着は中島、笠原が接戦で、桐生は5番手です。舟券からはずした中島、笠原が来たのでは元も子もなく舟券的には「0」です。桐生に声援を送りますが、なかなか前をとらえることができません。③④①か③④⑤と思っていた最終1M、中島と笠原が競り合い、その間隙を縫って桐生が浮上。桐生絡みの舟券を持っている人が多かったのでしょう、逆転劇にスタンドから大きな歓声が起こります。最終2M、笠原の切り返しを桐生がうまくかわし、③④⑥の順でゴール。8番人気の3,200円。結果的には4点しか買っていないので、これで収支はトントンに戻すことができました。

 

ボートレース住之江 グランプリ 賞金王決定戦

 いよいよ最終レース。というより1億円を目指す最後のトライアルです。メンバーは①菊地②毒島③吉川④守田俊介(滋賀)⑤峰⑥岡崎。出走表に載っている得点表で各選手の得点を計算します。11Rで1、2着だった井口、白井はともに25点。毒島、吉川が1着なら26点で優勝戦1号艇です。峰が1着ならば25点。1号艇は着位差の争いということになります。心情的には峰を応援したいところですが、5コースでは厳しいかもしれません。

 

 展示は「前付けも」とコメントしていた岡崎が内をうかがいますが、入れずにオールスロー。スタートタイミングは外の3艇がほぼジャストタイミング、内の3艇も1艇身前後。展示タイム、1周タイムとも大きな差はなく、軸をだれにするか迷います。進入は展示通りオールスローか折り合って枠なりの3対3か。岡崎も強引に内を奪うタイプではないので、少なくとも枠番は入れ替わることはないだろうと読みます。そうなるとやはり菊地のイン逃げからでしょう。1着なら優勝戦進出は当確。渾身のスタートを切ってくるのは間違いありません。不気味なのは前日高配当を提供した吉川。枠も同じ3号艇です。前日の再現はなかなかないボートレースではありますが、舟券を取っているだけにもう一度夢を見たくなります。①-③-全。これを本命筋に穴目として③-①=全。あとは峰に優勝戦には乗ってほしいので期待舟券として①-⑤-全。夢舟券として⑤-①⑥-全を少々。点数はかなり増えてしまいましたが、的中さえすればこの日の収支は間違いなくプラスになります。

 

 夕暮れが迫り、すべての照明に灯が入った中、ピットアウト。展示同様、岡崎がモンキーをしながら小回りブイを回り、内を狙いますが、早々と守田、峰が抵抗。全艇があっと言う間に舳先をスタートラインに向け、オールスローです。起こしは全艇100㍍前後から。吉川がトップスタートを切り、菊地に迫りますが届かず、菊地が先マイ。と思った瞬間、どこからともなく黄色のカポックが飛んできて菊地の内へ。オオオォォォー!! 峰です。艇をぶつけ合いながら菊地をとらえ、2Mを先マイです。スタンド前では菊地も粘りを見せましたが、次の1Mで決着。⑤①⑥です。夢舟券が当たったことはもちろんGPのトライアル最終戦、5号艇から1着をとった峰に大興奮です。

 

 あとからリプレイを見ると、ハンドルを入れた後、左隣りの守田の上をスレスレですり抜け、ターンマークギリギリを回って突き抜けています。まさに超絶ターンです。私が本場で見たレースの中で3本の指に入る1Mのターンと言っても過言ではありません。まだの人は是非リプレイをご覧になってください。ちなみに残りの2レースは2010年、浜名湖のSG笹川賞(現オールスター)優勝戦の岡崎と2016年、鳴門のSGオーシャンカップ準優勝戦の石野です。偶然にも3つともすべて5コース(岡崎は6号艇、5コース)からのレース。しかも岡崎、石野は優勝しています。

JR折尾駅 東筑軒 かしわめし

 閑話休題。配当は22,780円。十分です。これでこの日の収支もこの万舟分だけプラスです。夜はホテル近くの中華バルの店で一人反省会というか祝杯です。トライアルでは25点で峰、井口、白井の3人が並びましたが、1着2本の峰が優勝戦1号艇です。舟券が取れたことはもちろん峰の黄金のヘルメット姿をこの目で見る大きなチャンスが巡ってきたことにワクワクです。菊地が6号艇だけに進入は枠なりとはいかないでしょうが、舟券は峰の頭から決め打ち決定。九州ラインで峰-岡崎か、いやいや白井も絡ませたいな…。おススメのバルメニューを食べながら生ビールの進むこと進むこと。久ぶりにお腹も心も満たされた夜でした。

 

住之江グランプリ編(上)