24~K部長のボートレース放浪記 尼崎編

(2018/6/18)

尼崎 オールスター編(2018.5) ~下~ ②

 ピットアウト。毒島が“スーパーピット離れ”で飛び出します。「エッ、えっ、何? どうした?」「いや、いいんだ。そのままイン、取っちゃえ」。予想外の出来事に一瞬、混乱しましたが、毒島が易々とインを奪い、スタートの並びは内の2艇が入れ替わり、②①③⑥/④⑤です。内の2艇がかなり深い起こしになりそうなところは気になりますが、ワクワクします。このまま毒島がスタートを決めて逃げれば、②-①、②-③、②-⑥のどれかで決まりでしょう。②-①以外なら万舟まであります。期待通り、毒島が好スタートから1マークを先マイ。最内を突いた今垣が続きます。3着に中田が粘り②⑥①、払い戻しは12,860円の万舟。JLCの人気番組「ブラマヨ吉田・パチスロライター・ういちの『男舟』」の吉田風に叫ぶなら「やったー! ありがとう、毒島~」といった感じです。なぜ、あの時、毒島が降りてきたのか。今、これを書きながらも不思議でしょうがありません。こんな不思議なら、この先、何度でも起こってほしいものです。

 

 この万舟のお蔭で、前半戦の負けを取り戻したばかりか、収支は大きくプラスに転じました。この調子で優勝戦まで突っ走れば、前日の負けまで取り戻すことができるかもしれません。

ボートレース尼崎 SGオールスター

 この勢いにのって、特別選抜A戦の11R。①松井繁(大阪)②峰竜太(佐賀)③菊地孝平(静岡)④小野生奈⑤山崎智也⑥茅原悠紀(岡山)。松井のイン戦ですが、エンジンは仕上がっているとは言い難く、レースのうまさで準優勝戦まで勝ち上がったという感じです。前半戦も大敗し、ここまで1着はありません。予選の1号艇もスタート遅れから5着に敗れています。エンジンと乗りっぷりなら峰です。ここまでオール3連対。準優勝戦は5号艇でしたが、予選で14点の減点があったうえでのこと。減点がなければ優勝戦1号艇の中島孝平(福井)と得点率のトップ争いをしていたはずです。ここは峰から。差しての②-①-全、まくっての②=③-全です。

 

 本番。スタートは内の3艇が先行。特に菊地がトップタイミングで1マークへ。松井が辛うじて先に回りましたが、峰が差し、その間に菊地が艇をねじ込みます。回ってからの足は菊地が良そうです。バックでは峰がついていけず、松井、菊地、峰の順で2マークへ向かいます。外から内へ切り返してきた峰の動きを見定めたように菊地が松井との間にまくり差しを決め、デッドヒート。①③②か③①②か。いずれにしても③-②の目は完全になくなりました。結果は③①②で5,000円。内の3艇で決まったレースだけに、もうひとひねりしておけば取れていたような気がする、少し悔いが残るレースでした。

 

 いよいよ最終レース、優勝戦です。メンバーは①中島孝平(福井)②前田将太(福岡)③白井英治(山口)④吉川元浩(兵庫)⑤新田雄史(三重)⑥平本真之(愛知)。前田以外は全員がSG覇者。特に中島と吉川はともに賞金王以来の2度目のSG戴冠がかかっています。エンジンは「全部の足が◎。節一です」と豪語する中島が断トツです。前夜の1人反省会での予想も①②④でした。まずはスタート展示。枠なりの3対3です。展示タイムは内の2人がやや優勢。1周タイムは中島が抜けており、あとは内から枠番通りの順番です。雰囲気はやはり中島が抜けており、やや見劣る平本を除けば横一線かなというところです。

ボートレース尼崎 たこ焼 多幸焼

 資金はまだ余裕があるので、この優勝戦で前日の負けを取り戻すのが最大の目標です。優勝戦出場者インタビューで「2コースは嫌いじゃない」と話していた前田の差し切りからのSG初優勝も考えましたが、いくら差しがうまい前田とはいえ、今節の中島を差し切るのは難しそうです。2013年の福岡オールスターを5号艇で制した新田も気になりますが、福岡では進入が大きく乱れた末の結果でした。今回は本番でも動く選手は見当たりません。1マークは1号艇から順番に回るイメージしかわきません。やはり中島、信頼です。舟券は中島からエンジンが見劣る平本をはずした①-②③-②③④⑤です。オッズと相談し、①-②=③をかなり厚めにしました。穴目は地元九州・山口勢の応援舟券として②=③-全を少々。

 

 本命舟券が来れば、2日間のトータルもプラスとなり、シャツに付いた多幸焼のソースを気にせずに帰ることができます。水面際は人でいっぱいです。階段スタンドの上の方から観戦です。展示通り、進入は枠なりの3対3。風はやや左からの弱い向かい風。ベタ水面です。スタートはダッシュ組がやや先行。4カドから飛び出した吉川が内を絞ります。「あちゃー、吉川のまくりがあったかぁ」とヒヤッとしましたが、白井、前田に引っかかり、まくり差しへ。ごちゃごちゃして良くわからなかったのですが、バックでは中島が抜け出し、新田、平本、白井で2着争いをしています。2マーク、最内にいた白井が強引に先マイしましたが、これは流れ、その内を新田が差して2着を取り切りました。「新田かぁ。2着はきついと思ったけどなぁ」「①-②③⑤-②③⑤だったか」と思っても後の祭り。①⑤③は2,760円。中島の頭舟券の中ではついた方でしょう。

ボートレース尼崎 SGオールスター

 結局、この日は若干プラスになったものの、前日の負けを取り戻すまでにはいたりませんでした。これでSGの旅打ちは前年の住之江グランプリから3連敗。帰りの阪神電車の中は阪神タイガースのユニフォームを着た人たちで溢れていました。甲子園球場で行われた巨人戦を観戦したファンのようです。奇しくもこの日、巨人は阪神に3タテを食らい、4連敗で借金生活に。縦縞のユニフォームがうらやましく、そして何と恨めしかったことか。巨人に光を、旅打ちにも光を!!

 

◇尼崎オールスターの戦績

26日:3勝9敗 回収率 45%

27日:4勝8敗 回収率 118%

トータル 80%

尼崎オールスター編【上】  【下】