24~K部長のボートレース放浪記 丸亀編

(2017/7/31)

丸亀オーシャンカップ編(2017.7) ~中~

 Kです。丸亀(香川)のSG「オーシャンカップ」への旅打ち2日目(16日)です。この日も朝からいい天気です。予想最高気温は35度。風もそう強くなく、エンジン相場に大きな影響を与えそうな気象条件の変化はなさそうです。午前中は丸亀城に行ったり、ファミレスで涼みながらレースの予想をしたりとのんびりと過ごしました。

 

 昼食をとって出陣です。レース場の「さぬきUDON祭」も考えましたが、この日は町中のうどん屋にしました。うどん県だけあって、丸亀市内にもうどん屋がいたるところにあります。最近はどこの町に行ってもコンビニが目立ちますが、丸亀に関して言えばコンビニよりうどん屋の数の方が多い印象です。目移りしますが、「名物肉ぶっかけ 元祖」の看板に惹かれ、国道沿いの「桃山亭」に入りました。家族連れや老夫婦、タクシー運転手といった人たちで店内はほぼ満席。香川ではおなじみのセルフの店です。最初にうどんを注文して受け取り、カウンターに並べられた天ぷらなどを思い思いにとっていき、最後にレジで精算です。

丸亀 うどん 桃山亭

 選んだのは冷やし肉ぶっかけ(小)に穴子とサツマイモの天ぷら。しめて770円。冷やし肉ぶっかけは甘辛く煮た牛肉と大根おろしがのった冷たいうどんです。取り放題のネギと天かすを入れ、豪快にかき混ぜ一口。うどんもさることながら肉もいい味出しています。「小」とは言えなかなかのボリュームです。穴子の天ぷらは1尾を丸ごと揚げており、これで180円は安すぎます。薄っすらと塩味がついているので天つゆも何もいりません。うどんをすすり、穴子の天ぷらをかじり。交互に食べていると、天ぷらはうどんの具というよりはおかずです。主食がごはんからうどんに代わっただけ。よそ者のおきて破りの食べ方もしれませんが。サツマイモの天ぷらは残しておいて食後の「甘味」としておいしくいただきました。

 

 さてレースです。前日は第1レースから6連敗し、散々な目にあっているだけに早めに白星を挙げ、篠崎仁志(福岡)と峰竜太(佐賀)が1号艇に構える準優勝戦に臨みたいところです。

 

 この日も第1レースから万舟が飛び出し嫌な予感がしましたが、第2レースで白星ゲットです。①田頭実(福岡)②今村豊(山口)③徳増秀樹(静岡)④吉田俊彦(兵庫)⑤久田敏之(群馬)⑥新田雄史(三重)。スタート野郎の田頭が1号艇です。今節、ゴンロク(5、6着)が並び、機力は劣勢のようですが、敗者戦だけにいつものスタートさえ決まれば、逃げることはできそうです。展示1番時計は徳増。攻め位置となる3号艇、5号艇の時は要注意の選手です。そこで本命筋として①-③-全、それと徳増の攻めが不発の終わった時の左隣りの吉田の差しも想定し①-④-全。穴目はもちろん徳増がまくり切った時の③-④⑤-全です。結果は①④⑥。人気薄の新田が3着に粘ったこともあり3,140円。まずまずの配当です。「流しといて良かった」というやつです。

ボートレース丸亀 SGオーシャンカップ

 その後も本命筋で第5、6、8レースと的中し、少し浮いた状態で準優勝戦を迎えました。まずは第9レース。①辻栄蔵(広島)②重成一人(香川)③山口剛(広島)④服部幸男(静岡)⑤前本泰和(広島)⑥濱野谷憲吾(東京)。3日目まで得点率トップだった辻のイン戦です。展示タイムは山口が断トツで次いで重成、前本。1周タイムは辻が抜けており、次いで前本ですが、重成、山口と大差はありません。タイムだけから判断すると、①-②③⑤-②③⑤といったとこでしょうか。

 

 問題は前本です。「一般戦の鬼」と言われますが、記念戦線ではもうひとつという印象です。元々、内志向の選手で、確かに前日、6コースから1着を取り準優勝戦に乗ってきましたが、このメンバーで5コースはきついのではないか。ということで、2着は地元のSG優勝戦に向け並々ならぬ意欲を燃やしている(であろう)重成を中心視。①-②=③と①-②-⑤⑥の4点で勝負です。予選前半、快調に飛ばしていた服部は前日あたりから足落ちしているように見えたので舟券の対象からははずしました。あとは穴目として③-①②⑤-①②⑤を少々。

 

 本番は全艇そろったスタートで辻が難なく先マイ。差しに構えた重成は引き波にはまってズルッ。その重成と服部の間をまくり差してきたのは黄色のカポック、前本です。ターンマークをなめるような見事なターンで、バックでも加速良く2番手を確保。舟券の軸にした重成ははるか後方です。①⑤③、2,470円。まさかの広島勢ワン、ツー、スリー。最初の準優勝戦は完敗です。前本を見くびっていました。ホント、ごめんなさい。コメントに「展示タイムが出たし良くなっていると思う」とあるように、外からでも十分勝負できる足になっているようです。

 

 第10レース、峰竜太(佐賀)の登場です。メンバーは①峰②山崎智也(群馬)③茅原悠紀(岡山)④小野生奈(福岡)⑤松田大志郎(同)⑥丸岡正典(大阪)。峰は前年の鳴門オーシャンカップの準優勝戦1号艇でF(フライング)を切っており、リベンジ戦です。次レースの篠崎仁志(福岡)の着順によっては優勝戦1号艇もあります。前年のFは田中信一郎(大阪)の前付けに動揺した面もあったのでしょうが、今回は前付けに来るような選手はおらず、展示も枠なりです。展示タイムは「伸びで負ける人はいない」という小野が一人抜けています。1周タイムは峰が断トツ。次いで山崎、松田、茅原ですが、大差はありません。

 

 本命舟券は峰しかありません。2、3着は技量、実績、展示の雰囲気からして山崎、茅原で、①-②=③。すぐにマークシートを塗り、あとはオッズを見ながら金額欄をマークするだけですが、気になるのは智也です。2コースからツケマイを放ち、たびたび1マークで波乱を起こします。差しに回れば①-②=③で固いような気がしますが、握っていったら…。1マークの展開に頭を巡らせます。出した結論は松田の2着。攻めっ気たっぷりの茅原が智也とともに握っていけば、1マークがぽっかり空き、スタートに難がある小野の頭をたたいた松田が差してくる、という展開です。松田は2日目にSG初勝利を挙げ水神際。勢いに乗ってSG初優出――。そんな妄想ストーリーが出来上がり①-⑤-②③を追加。もうひとつは茅原が冷静に差しての③-①-全。鳴門オーシャンカップで石野貴之(大阪)が3コースから差して優勝したあのパターンです。

 

 本番。峰がトップスタートを切り、遅れ気味の智也が握っていきますが、全く届きません。「よし、逃げた!」。茅原は差しに回り、ここまでは想定内ですが、小野がその内を差し、バックでは伸びを生かしてグイグイに前に出てきます。さらにその内から丸岡も艇を伸ばしています。峰の逃げは大丈夫でしょうが、次着は内から⑥④③②と大混戦です。「どうなる? 2マーク」。 最内の丸岡が峰に続いて先マイ、小野は外を握って回りましたが少し流れ、丸岡を行かせて差した茅原が2番手に浮上します。智也は4番手ですが、①-③-②はまだまだあります。と、期待した瞬間、茅原が1マークでキャビッて失速、それを避けようとして智也も後退。「か・や・は・ら~。何しとんか」。①⑥④と予想もしなかった着順でゴール。9,190円は①の頭としては最高額に近い配当でしょう。

 

 準優勝戦2連敗。始まる前の“貯金”は見る影もありません。SG初優勝に向け優勝戦1号艇を目指す篠崎仁志(福岡)にかけるしかありません。

丸亀ボート SG オーシャンカップ 峰竜太

 最後の準優勝戦は①篠崎②遠藤エミ③井口佳則典(三重)④原田幸哉(長崎)⑤松井繁(大阪)⑥坪井康晴(静岡)。松井の進入が気になりましたが、展示は枠なり3対3。展示タイムは仁志と井口が同タイムで抜けています。1周タイムは坪井が断トツで次いで原田、仁志の順です。展示タイムトップタイの井口は1周タイムが一番悪くかなり伸び寄りのようです。坪井の1周タイムが良いのはいつものことですが、展示タイムが悪すぎます。総合的に考えると、仁志のエンジンが、一番バランスが取れているようです。前日、1号艇で2着に敗れていますが、同じ轍(てつ)を踏むことはないでしょう。ただ心配なのはスタートです。展示は0.12のF。前日のレース後のインタビューでは「スタートは少し放りました」。スタート勘が狂ってきているのでしょうか。まあSG戦士ですから、本番は修正してくるでしょうが。

 

 さて、1マークは伸びのいい井口が「スタート、ぶち込んで」で攻めていく展開しか思い浮かびません。あとは舟券をどう組み立てるか。まずは井口の攻めを利用した原田の差しから①-④-③⑤⑥。次いで井口が2着に残った時の①-③-④⑤⑥。遠藤のエンジンも出ているようですが、さすがのこのメンバーで、しかも難しいと言われる2コース。点数を絞りたいので舟券からははずし、本命筋はこの6点で勝負です。穴目は原田の差し切りまであるかと④-①-全。

 

 本番も進入に大きな動きはありません。出走表の進入コース欄に①②③/④…と書きかけたその時、遠藤がダッシュに引くのを確認した井口が突然艇を後方に向けました。「えっ、3カド?!」。まさかのまさかです。「井口のまくり切り?」「いやいや、そう簡単に3カドが成功するわけがない」。大時計の針が回っていくのを見ながらハラハラです。

 

 やられました。井口がトップスタート。そのまままくり切るかと思いましたが、スタートで後手を踏んだ仁志に対し、遠藤が先まくりを敢行。もつれた間隙を突いて井口は差しに切り替え、さらに外の3人もズボズボズボ…。仁志もバック5番手から2着を狙って2マーク、外から全速戦を挑みますが、大きく流れて万事休す。③⑥⑤、49,920円。超ビッグ配当で決着しました。

 

 一般戦となる最終レースはパスし、前の晩に行った焼き鳥屋に直行。今度は骨付鳥のひな(若鳥)を注文し、反省会です。この日の収支もマイナス。終わったばかりの第11レースが頭から離れません。仁志のスタート不安が図らずも的中した格好になってしまいした。トップスタート・井口の0.09に対し、0.15。決して遅いスタートではありませんが、せめて0.10前後だったら遠藤のツケマイを食らうこともなく、1マークは先マイできていたのではないか。そうならば舟券は…。

 

 死んだ子の年をいつまでも数えていてもしょうがありません。仁志が敗れたことで峰に優勝戦1号艇が回ってきました。これまで峰のSG優勝戦を何度見てきたことか。「明日こそは」の思いを強くしながら、生ビール片手にスマホでボートレース専門チャンネル・JLCの「ボートレースタイム」を見ていました。この日のコメンテーターは専門誌「BOAT Boy」の「担当G」氏。私も良く利用する新概念データの考案者です。優勝戦のメンバーは①峰②辻③井口④前本⑤丸岡⑥坪井。「担当G」氏が言うには、「この1年間、前本選手の4コースでの1着はたった1回。その割に4コースの2連対率は高いんです。つまり前本選手の4コースは2着で買え、ということです」。ふむふむ、なるほど。いい感じでアルコールが回る中、このコメントだけは妙に印象に残りました。

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 >丸亀回想編(2010オーシャンカップ)