(2017/4/8)

児島クラシック編(2017.3) ~中~

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 Kです。児島(岡山)のSG「ボートレースクラシック」。19日(5日目)も残すは準優勝戦3個レースのみ。9レースが終わった時点で若干浮いています。夜は一人反省会の会場として、地元の名物を出してくれる店を予約しています。3レースともインが固そうなメンバー構成なので、3連勝して、“会費”ぐらいは稼ぎたいところです。

 

 まずは10レース。メンバーは①石野貴之(大阪)②松村敏(福岡)③柳沢一(愛知)④太田和美(大阪)⑤茅原悠紀(岡山)⑥篠崎元志(福岡)。注目は松村です。SGは2015年10月の浜名湖(静岡)ダービー以来2回目の出場ですが、初日から持ち前のスタート力を生かし3連勝し、準優勝戦に乗ってきました。間違いなく今節の台風の目です。

ボートレース児島1マーク

 スタート展示は枠なりの3対3。本番も動きはなさそうです。展示タイムは石野、茅原が同タイムで抜けており、次いで松村、太田の順です。1周タイムは太田、茅原、松村と続き、石野は4番手です。石野の1コース1着率は80%を超えており、ここは石野を信頼です。2、3着は展示のタイムデータを参考に松村、太田、茅原を絡め、①-②④⑤-②④⑤。篠崎の6コースも2、3着としては魅力ですが、児島の6コースは消波装置が突き出ていて十分に助走距離が取れないことや、このメンバーに入ると本人のコメントほどにはエンジンが出ていないような気がしてやめました。

 

 穴目のキーパーソンになりそうなのは松村です。専門誌「BOAT Boy」の新概念データによると、松村は2コースでは差しよりもまくり勝ちが多い選手です。今節、スタート絶好調の松村がこのレースでも0台をぶち込み、2コースから直まくりにいけば、まくられ率激低の石野が抵抗……となれば、展開が向くのは柳沢です。ということで③-①②-全です。③-②で決着すればかなりの配当が望めます。

 

 本番では予想通り松村が02のトップスタート。スリット付近では石野より半艇身ほどのぞいており、思わず「松村、まくれー!」と叫んでしまいました。しかし、石野が伸び返し、1マーク手前で松村は差し構え。それを見て太田が外マイし、その外の茅原がまくり差してきました。バックでは早々と石野が抜け出しましたが、2着は混戦です。2マーク手前では内から⑥④⑤②と並走状態です。さすがに最内から切り返し気味の篠崎はマイシロがなく、茅原がうまくさばいて2着に浮上。3着争いは松村が取り切り、①⑤②で入着。本命筋で取りましたが、払い戻しは1,430円。もう少しつくと思っていたのですが、5号艇とはいえ茅原の2着ならこんなものかもしれません。なにせ、前日の予選最終日、同じ5コースからまくり差しを決めて勝負駆けを成功させ、⑤①③で2,770円しかつかなかったのですから。

 

 続く11レースは①菊地孝平(静岡)②瓜生正義(福岡)の並びで、①-②以外に考えられません。①-②-全で配当妙味がある④長嶋万記(静岡)⑤安田政彦(兵庫)⑥毒島誠(群馬)の3着に厚く配分したのですが、これが全く裏目に出ました。③赤岩善生(愛知)が入り、①②③。超1番人気で払い戻しは500円。完全にトリガミとなってしまいました。

 

 最終12レース。①桐生順平(埼玉)②井口佳典(三重)③山崎智也(群馬)④湯川浩司(大阪)⑤安達裕樹(三重)⑥新田雄史(三重)。安達を除けば全員SG覇者で、どこからでも狙えそうなメンバー構成ですが、展示タイム、1周タイムとも桐生が抜けています。潮もまだ高い時間帯で、風はほとんどなくなりベタ水面です。ここまでの流れも考えると、桐生のイン逃げが有望です。11レースの反省も踏まえ、ここは配当が安くてもきっちりと取りたいところです。そこで本命筋として①-②=③と①-③-④の3点に、ここまで浮いている分の半分をつぎ込みました。残りは6コースからでも舟券に絡んでくることが多い新田に期待し、①-②③④-⑥と①-⑥-全で勝負です。

 

 結果は桐生が影も踏ませない逃げを決め、イン両立。3着に湯川に競り勝った新田が入り①②⑥1,750円。⑥絡みの舟券としては最も安い配当となりましたが、準優勝戦を3連勝で締めくくり、一人反省会の会費は残すことができました。

元祖たこ料理 保乃家 岡山県倉敷市 児島 下津井

  さて、その反省会の会場ですが、下津井にある「元祖たこ料理 保乃家(やすのや)」という店です。下津井は瀬戸内海に突き出た児島半島の先端にあり、古代から良港として知られ、江戸から明治にかけては北前船の寄港地として栄えた町です。瀬戸内の速い潮流の中で育ったタコは兵庫・明石産と並び称されています。店はレース場から車で10分ほどとのことです。大勝ちすればタクシーで行こうと思っていたのですが、そこまでの勝ちではありません。予約の時間まで余裕はあるので、児島の町をゆっくり見物しながら循環バスで行くことにしました。

 

 バスに揺られること約50分。「下津井漁港前」で降りると、店はすぐそば。目の前には瀬戸大橋の威容が迫っています。店の入り口の前にある水槽には“出番”を待つマダコがネット状の袋の中で身をよじらせています。中に入ると、カウンターの内側で大将がタコをさばいていました。カウンターに座ると「どちらから?」「旅行で?」と旅打ち先でのいつもの会話です。「ボートと言えば、先日、児島の椛島アナウンサーたちが来て、テレビが撮影していったよ」と大将。恐らくBSフジで日曜日の午後放送されている「BOATRACEライブ~勝利へのターン~」のことです。SGの直前に「児島探訪」と称して、児島の名物実況でおなじみの椛島健一アナとお笑い芸人「ますだおかだ」の増田英彦らが、ここを訪れた模様が放送されていました。「実はその放送を見て、予約したんです」。

 

 料理はタコのおまかせコース。「まずはこれから」と出てきたのは「まこしんじょう」。タコの真子(卵巣)を裏ごしして蒸し上げたものです。イイダコの飯(いい=卵)は食べたことがありますが、マダコの真子は初めてです。明太と同じくらいの小さな粒で、かすかにその食感が残っています。味はこれまでに経験したことがなく、まさに珍味としかいいようがありません。続いていぼ酢(タコのいぼの部分の酢の物)。「これも珍味」と一緒に出てきたのは白子。真子も初めてなら白子も初めて。親指の頭ほどの大きさで、白い出べそのよう形です。口に入れると、魚類の白子特有の濃厚な味わいです。

元祖たこ料理 保乃家 たこのから揚げ 岡山県倉敷市 児島 下津井

 このあたりでビールから日本酒に切り替えました。あいにく地酒が切れているとのことなので、お隣広島は呉の「千福」の冷酒にしました。この名前を聞いて子供の頃耳にしていた「♪千福一杯いかがです♪」のCMを思い出しました。続いては刺し身。皮の部分はいぼ酢になっているので、中心部の白い部分だけです。なんとも美しい色をしています。口に入れると、歯ごたえ十分で、かむほどに甘みが出てきます。ゆでたタコも好物ですが、生ダコの刺し身はまた格別です。

 

 この後タコの唐揚げが出て、白子ごはんとタコのつみれが入った味噌汁で締めです。なんやかんやで千福の冷酒が3本も空いてしまいました。本来ならば翌日の優勝戦のことをあれこれ考える一人反省会ですが、今回は初めて体験するタコ料理の数々と大将との話に夢中になって、すっかり忘れていました。大将が言うのは「下津井のタコは年中おいしいけど、冬の寒ダコは身が締まって最高」とのこと。「児島でまたチャレンジカップをやってくれないかな」。そんなことを思いながら店をあとにしました。

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