(2017/3/16)

宮島 レディースオールスター編(2017.2) ~下~

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ボートレース宮島

 Kです。宮島(広島)のGⅡ「第1回レディースオールスター」の後半です。今回、宮島へ予定外の、しかも弾丸日帰り旅打ちツアーを敢行した最大の理由は、実は地元の予想紙を手に入れることにありました。その名も「V(ブイ)」。ボートレース専門チャンネル「JLC(日本レジャーチャンネ)」で「ブラマヨ吉田とういちの男舟」という番組が放送されています。お笑い芸人のブラックマヨネーズ・吉田とパチスロライター・ういちが全国のボートレース場を回り、舟券勝負するという内容ですが、その宮島編で紹介された予想紙です。この中に出てくる「競艇で勝つための信念『V10ヵ条』」を読んでみたかったのです。


 この番組のファンでもある会社の同僚からも2部頼まれました。どこで買えるかわからないままレース場に着いたのですが、心配無用でした。入口のすぐそばで女優の吉行和子似のおばちゃんが、机を出して売っていました。「JLCの番組を見て、福岡から買いに来ました」とお土産分も含めて4部買うとおばちゃん、びっくり。「そう言えば、この間も(ボートレース芸人の)グランジ大さんが『これいいね』とほめてくれたんよ」。今や宮島の「V」はボートレースファンの中で伝説の予想紙になりつつあるのでは…。


 A3判3枚(6ページ)をホチキスで留めただけの手作り感満載の予想紙です。表紙に描かれたVサインをするボートレーサーのイラストも含め昭和の香りが漂います。それでも地元の予想紙、2節前までのエンジンの使用者と成績など出走表だけではわからないデータがきちんと載っています。さて、肝心の10ヵ条ですが、まさに「ボートレースあるある」です。曰く「ギャンブルに『絶対!』と『これしかない!』は無い。競艇には『固い!』もない」「儲けるための舟券か、楽しむための舟券か自覚せよ。楽しむレースは負けて当然」…。


 そして最後は「モーターの勝率で買うのは小学生。選手で買うのは中学生。レース展開を読めれば高校生。総合力を判断するのが大学生。そしてレースを選ぶのがプロフェッショナル」。なるほど! さしずめ私は中学生か高校生あたりか。でも旅打ちに出たら1レースから最終レースまですべて舟券を買ってしまうので、大学生までは進歩してもプロにはなれそうにありません。


 閑話休題。レースの話に戻りましょう。準優の第10レースを取り、ここまで浮いた資金を全額、残りの2レースに突っ込むことにしました。準優2戦目の第11レースは①山川美由紀(香川)②香川素子(滋賀)③三浦永理(静岡)④寺田千恵(岡山)⑤堀之内紀代子(同)⑥水野望美(愛知)。水野以外は全員A級。特に山川、寺田は女子王座(現レディースチャンピオン)、三浦は賞金女王(現クイーンズクライマックス)の戴冠者です。


 山川は予選トップ通過の1号艇。驚くのは香川です。F2でありながらオール3連対で準優2号艇はすごいの一言です。スタート展示は枠なりの3対3。元々スタート力のある山川がさすがのタイミング「07」。他の5人は1艇身前後です。展示タイムも山川が一番時計で、ここは山川の逃げが固そうです。順当なら①-②③④-②③④あたりでしょうが、外枠の2人が気になります。ダッシュ戦の堀之内は豪快なまくりのイメージがあります。展示タイムも山川に次いで出ており、1周タイムは断トツです。なんか臭います。堀之内が攻めれば、その外の水野にまで展開がありそうですし、舟券に絡めばかなりの配当が見込めます。資金に多少余裕があるせいか、そんなスケべ心が頭をもたげます。よし、決めた! あえて②、③、④のネームバリューは捨て、①-⑤⑥-全の8点で勝負です。


 スタート展示同様の進入となった本番では香川が少しへこみましたが、内の4艇はほぼ横一線。期待の外枠2人は後手を踏んでいます。1マークは山川が難なく先マイ。堀之内が果敢に握っていきますが、艇がバタつき大きく流れ、万事休す。しかし水野が最内を差し、バックで先行する香川、三浦にグイグイ迫っています。2マークは山川に続き切り返し気味に先に回り、正面では香川と並んで2着争いです。①⑥②? こうなったら「水野、イケーッ」です。直線の伸びは水野に分がありそうですが、2周目2マーク、ツケマイ気味に回ったところ艇がバウンドして後退。その後も外から握って追いすがりましたが、惜しくても3着でした。①②⑥4,680円。①⑥②だったら、この倍はついていたと思いますが、ここはF2ながら2着と取り切った香川を称えるしかありません。

ボートレース宮島 がんす

 いよいよ最終レース。1号艇はエース機を駆る長嶋万記(静岡)。以下、②今井美亜(福井)③海野ゆかり(広島)④日高逸子(福岡)⑤後藤美翼(東京)⑥樋口由加里(岡山)。スタート展示は枠なりの3対3。展示、1周タイムとも長嶋が抜けており、他の5人は横一線といった感じです。長嶋の頭は固いところですが、地元のエース・海野も10レースの角同様、優勝戦進出に向け気合が入っているはずです。本命筋は①-③あたりか。穴目で海野の頭から③-①②④-①②④か③-①④⑤-①④⑤。超穴目で展示でスタートを行く気満々の後藤の一発駆けか。

 

 そんなことを考えている時に“事件”が起こりました。突然、携帯電話が鳴り「こちら宮島ボートレースの警備本部ですが、落とし物をお預かりしています」。この日、作ったばかりのキャッシュレス投票カードが落とし物として届けられているとのこと。あわててポケットを探りました。確かにカードがありません。思い出しました。10レース終了後、残金を全額引き出したのでした。その時、精算機にカードを置いたままにしていたようです。残高はありませんが、ポイントが少し入っていますし、再発行には手数料がかかります。急ぎ警備本部まで受け取りにいきました(届けてくださった方、ありがとうございます)。

 

 受け取りの手続きをして警備本部を出た瞬間、締め切り1分前のアナウンスが。あせります。まだ舟券は買っていません。とっさに塗りつぶしたマークシートは①-全-⑤⑥。準優の前2レースがいずれも3着に⑤と⑥が絡んでいるので、12レースもこの流れが続くだろうとの直感でした。しかし、舟券の買い目を改めて見ながら不安がよぎります。締め切り直前にバタバタとひらめいた直感が当たったためしがありません。当初の予想通り、①-③か③-①で決まるのではないか。①-③なら①-③-⑤⑥があるのでまだしもですが、③の頭だったら…。

 

 本番の進入は展示通り。スタートで少しのぞいた海野が艇を内に寄せ、2艇をまくって先頭に立ちます。うわっーあぁぁぁ!! 終わりました。①は2着争いが精一杯です。③②①11,480円。4日目までそこそこ万舟が出ていたのですが、この日は11レースまでゼロ。最後の最後に出るなんて。それも買えない舟券ではありません。夕日に向かっての帰途、運転しながら繰り言が出ます。「キャッシュレス投票カードさえ忘れんかったら、③の頭は買ってたようなぁ」。収支はトントンでしたが、なんともやるせなさの残る旅打ちとなりました。

 

 翌日、優勝戦だけネット投票で舟券を買いました。内の3艇は奇しくも準優と同じ艇番です。準優の再現があるかもと、海野(③)の頭から③-①②-全と③-①④⑤-①④⑤。結果は山川の完璧な逃げで①③②900円(2番人気)。今回は宮島には縁がなかったようです。

 

◇宮島レディースオールスターの戦績
5勝7敗 回収率104%

 

 今年最初のSG、ボートレースクラシックがいよいよ児島(岡山)で始まりました。野球のWBCも気になりますが、もうひとつのWBC(ワクワク・ボートレース・クラシック)も捨て置けません。18日から児島へ旅打ちに行ってきます。

  【下】


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