(2018/7/2)

徳山 グランドチャンピオン編(2018.6) ~上~ ②

 本番。スリット先行した田中が峰へツケマイを敢行。何とか先マイした峰は田中をブロックしたものの内がすっぽりと空き、そこに飛び込んできたのは緑のカポックです。「えっ、桐生?」。予想外の展開です。大時計裏では最内の桐生が峰を完全にとらえています。「①-⑥?それとも⑥-①」と思った瞬間、2マーク手前で水しぶきが上がりました。何が起こったのかわからないまま、2マークを抜けてきたのは桐生に長田。そして重成、田中が続きます。転覆したのかと思われた峰はエンジンかプロペラが壊れてしまったのか、罵声を浴びながら最後方を何とか航走しているといった状態です。結局、峰は不完走失格。⑥④②で入着し、配当は驚きを通りこして唖然とする120番人気の193,670円!! 2連単⑥④も最低30番人気の24,660円でした。

 

 聞けば、SGの準優勝戦での過去最高配当だとか。そりゃそうでしょう。いくら艇界屈指のテクニックの持ち主とはいえ、今節はエンジンが仕上がらず、前日も展開に恵まれてギリギリで準優勝戦に乗ってきた桐生です。しかも1号艇は今やインの安定感はピカ一の峰。桐生の頭を毎レース買い続けている熱烈なファンか、毎レース⑥の頭を買い続けている緑色フェチしか取れないんじゃないか。そんなことすら考えてしまうレースでした。峰と田中が一緒になるレースはこれからも要注意です。それにしてもSGで、しかもインが強いと言われる徳山で1日に10万舟が2回。一体どうなっているのか。

 

 続く11R。①白井英治(山口)②浜野谷憲吾(東京)③小野生奈(福岡)④山田康二(佐賀)⑤守田俊介(滋賀)⑥原田幸哉(長崎)。開会式の時から「優勝、狙います」と地元のSG開催に気合満々の白井のイン戦です。予選の序盤こそもたもたした感がありましたが、ここにきてエンジンは納得の仕上がりのようです。6号艇の原田が内に動くかと思っていたのですが、スタート展示は①②③④⑤/⑥。①②⑤⑥/③④と小野がカドになれば面白いと思っていたのですが、展示の感じからすると、小野や山田もコースを主張しそうで、枠なりが有力です。周回展示の雰囲気、タイムとも白井が断トツで、次いで原田、守田といったところです。

 

 普通なら白井の頭からで悩むことはないのですが、前のレースで超大穴が出ているので揺れます。「もしかしたら今度も」としばらくマークシートとにらめっこしていましたが、「いやいや、2度あることは3度ない。バカな夢を見てはいけない」と思い直し、舟券は①-⑤⑥-全と①-②-⑤⑥で勝負です。あと「今度こそ優勝戦」の期待も込めて2連単の①-③も追加しました。

 

 本番は守田が内をうかがうような素振りを見せましたが、強引に入ることはせず、結局①②③④/⑤⑥。スタートは山田が少しへこんだ以外はほぼ横一線。こうなれば白井の独壇場です。1マークを先に回った後はあっという間に後続を引き離し、独走です。2着以下は混戦ですが、山田が2マークをうまくさばき、さらに小野が原田との3着争いを制し、①④③は1,900円。期待していた原田、守田は舟券にすら絡めず、玉砕です。

 

 これで7Rから怒涛の5連敗。あれだけあった貯金は見事に底をつきかけています。余裕で迎えるはずだった12Rが勝負駆けになってしまいました。メンバーは①寺田祥(山口)②茅原悠紀③池田浩二(愛知)④毒島誠(群馬)⑤徳増秀樹(静岡)⑥笠原亮(同)。地元の寺田がオール3連対で堂々の予選トップ通過。あと2回逃げれば2つ目のSGタイトルが待っています。

 

 スタート展示は枠なり3対3でほぼ横一線。展示タイムは徳増、寺田が抜けており、1周タイムは毒島、寺田、茅原の順で3強を形成です。総合的に見ると、寺田のイン逃げ信頼のレースです。本命筋は寺田から毒島へ①-④-全。このうち①-④-②⑤を厚めにしました。もうひとつは3日目、4日目と5コースから1着を取った徳増の2着付けの①-⑤-②④。穴目は寺田に万が一があった時を想定し、②④⑤-①=②④⑤と②④⑤のボックスです。

 

 レースは、茅原がスタートで少しのぞき気味でしたが、寺田が伸び返し1マークを先マイ。「逃げた」と思ったのですが、茅原の舳先がかかっています。2マーク手前で寺田が強引に絞りにかかりますが、茅原がそれを跳ね返すようにして先に回ります。寺田も渾身の差し返しを試みますが、わずかに届きません。その後も寺田が激しく追い上げ一度は先頭に立ちましたが、3周目2マークで力尽き、②①③で入着。4,560円の好配当となりました。穴目で②①④は持っていたのですが、池田が早々と3着を取り切っていたので、舟券はあきらめていましたが、1着争いは最後まで予断を許さない好レースでした。

 

 いいレースは見せてもらいましたが、舟券はこれで後半6レースは全敗。収支はマイナスになってしまいました。後輩のFはこのレースを取ったようです。それまでは一進一退だったようですが、 12Rで勝負に出て見事プラスになったとのこと。本線は毒島の3着付だったようで「②①④の方が良かったなぁ」などと愚痴っていますが、私に言わせればそれは贅沢というもの。初出走の徳山の最終レースで勝負駆けを成功させたのですから大したものです。先輩! 脱帽です。

 

 Fはこの日だけの参戦で、JR徳山駅まで送り届け、私は近くのビジネスホテルにチャックイン。明日の最終日、勝負駆けに挑みます。優勝戦のメンバーは①白井②茅原③桐生④寺田⑤長田⑥山田。夜、テレビで観た優勝戦進出選手のインタビューで寺田が本当に悔しそうな表情で「明日は一か八かいろいろやってみます」と答えていました。4カドになりそうなので、伸び仕様にするのでしょうか。普通に考えれば舟券は①②④ですが、気になります。「準優勝戦1号艇の優勝戦4号艇は買い」。ボートレースあるあるのひとつです。

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