(2018/7/10)

徳山 グランドチャンピオン編(2018.6) ~下~ ②

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 続く11Rは特別選抜戦A。①重成一人(香川)②池田浩二(愛知)③小野生奈(福岡)④田中信一郎(大阪)⑤毒島誠(群馬)⑥原田幸哉(長崎)。スタート展示は枠なりの3対3。展示一番時計は田中、次いで原田です。1周タイムは原田、毒島、重成の順。ここまでのレース傾向を考えるなら①-②③④-②③④あたりで決着しそうですが、どうにも毒島が気になります。この日の前半レースでインから逃げ、ようやく今節初1着を挙げました。リズムは悪くないうえに外枠の時のレースには定評があります。2016年10月の徳山周年記念も6コースから制しています。そんな毒島にかけてみることにしました。本命筋は①-⑤=全。穴目は⑤-①=全。

寺田祥

優勝戦を前に乾坤一擲の勝負でしたが、結果は②①④の2,140円。好スタートから握ってきた小野を牽制しながらの1マークとなった重成のターンがやや外に流れ、その内を池田が差し抜けていきました。こうなっては外枠に出番はありません。「ここで差しかぁ」とため息です。池田の2コース差しはあまりイメージになかったのですが、初日に2コースから差しで勝っていますし、後で調べてみると最近の2コースの1着率はかなりのものでした。

 

 

 ここにきて、「ああ買えば、こう来る」とチグハグな結果になっていますが、残すは優勝戦のみ。①白井英治(山口)②茅原悠紀(岡山)③桐生順平(埼玉)④寺田祥(山口)⑤長田頼宗(東京)⑥山田康二(佐賀)。地元の両雄が1号艇と4号艇に構えます。スタート展示は枠なりの3対3。山田がFだったほかは横一線。特に白井は0.02とタイミングがバッチリで、地元のSG優勝に向け気合を感じます。展示タイムは白井、寺田の順で抜けており、1周タイムは白井、茅原、桐生の順です。

ボートレース徳山

 エンジンを考えると、前夜考えたように①②④。インタビューで「一か八かいろいろとやってみる」「ペラを大幅にたたいた」と話していた寺田ですが、チルトはマイナスのままで、展示タイムを見る限り、強力な伸びがついたようには感じられません。4カドから一撃というのは難しそうです。展示を見るまでは①②④のボックスも頭にありましたが、白井の逃げ信頼です。①-②-④を大本線、次いで①-②-③。押えで①-④-②と、準優勝戦の再現を期待して茅原の差しからの②-①=④。寺田の頭を外した変則ボックスといったところです。問題は資金配分です。オッズを見ると、①-②-④、①-②-③が1番、2番人気で、それぞれ8倍、9倍を切っています。基本的にはこの2点が勝負舟券になります。迷った末、前夜の直感を信じ、①-②-④にこの2日間の収支がプラスになるように配分。①-②-③はこのレースがトリガミにならない程度に抑えました。

 

 水面際はもちろんスタンドもファンでいっぱいです。「えいじ~」「えいちゃーん」と人気を背負う白井への声援がひと際目立ちます。天気は晴。風は左からの微風。水面は穏やかで、走る方も観る方も絶好のコンディションの中、スタートです。ゆったりとした進入から①②③/④⑤⑥。内の2艇が鋭く踏み込みトップスタート。白井が楽々と先マイし、後続を突き放します。1マークを回った後、ハンドルを少し取られた茅原ですが、持ち直し、2着を追走。その外に桐生、少し遅れて内から寺田が続きます。2マークは切り返し気味に寺田が先に回り、その外を茅原が全速ツケマイを放ちます。大時計前は白井、茅原、寺田で通過です。「よっしゃー!」。このままいけば、最終レースでの勝負駆け、大成功です。

 

白井英治

ところが、次の2周目1マーク、寺田を追走していた桐生が全速戦で外をツケ回り、直線で抜き去ります。寺田も必死に追いますが、こうなると桐生を逆転するのは至難の技です。①②③、860円。予定通り(?)、このレースはトリガミにならず、申し訳程度には浮きましたが、「試合に勝って、勝負に負けた」というよくあるパターンにはまってしまいました。サッカーのW杯的に言えば「勝ち点3が取れる試合で1しか取れなかった」という感じです。

 

白井のウイニングランが始まりました。時折、涙をぬぐうようなしぐさを見せながら、水面際を埋め尽くすファンに大きく手を振っています。今年の白井はすごいことになっています。ここまでの3SGすべてで優出。それも1号艇、3号艇、1号艇です。浜名湖では井口佳典(三重)にやられてしまいましたが、地元で見事雪辱です。表彰式の会場もファンで溢れ返っていました。「徳山にこんなにボートファンがいるのを初めて見た」と涙目の白井が会場を沸かせます。64年ぶりのSGで地元選手の優勝。盛り上がらないわけがありません。サプライズで白井の師匠の今村豊と優勝を争った寺田が登場。寺田は相当悔しい思いをしていたと思いますが、今村が「優勝したのは白井だが、今節、引っ張っていったのは寺田」と泣かせるセリフでフォロー。こちらまでうるっときました。

 

白井英治

サッカーW杯、日本代表は優勝候補のベルギーに惜敗し、悲願のベスト8進出はなりませんでした。この経験を4年後の糧にしてもらいたいものですが、ボートレースでは4年後なんて悠長なことは言っていられません。若松(福岡)のSGオーシャンカップは目前です。最終日の海の日(7月16日)まで今年も3連戦です。連日、勝ち点3を挙げて3連勝し、最終日はヴィクトリー花火を見ながら祝杯(の予定)です!

 

 

◇徳山グランドチャンピオンの戦績

23日:4勝8敗 回収率 87%

24日:6勝6敗 回収率 98%

トータル 93%

 

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