24~K部長のボートレース放浪記 若松編

(2018/8/7)

若松オーシャンカップ編(2018.7) ~下~②

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若松ボート オーシャンカップ 石野貴之

 11Rも見事にはずし、残すは優勝戦。三国(福井)の東尋坊の絶壁の前に立たされているといった心境です。ただ夢はあります。メンバーは①丸岡正典(大阪)②毒島誠(群馬)③田村隆信(徳島)④吉田拡郎(岡山)⑤土屋智則⑥石野貴之(大阪)。スタート特訓では丸岡のスリット付近の足がどうも重そうに見えました。ハーゲンダッツで験担ぎした土屋もいます。ここまで1号艇が8勝していますが、この優勝戦、すんなりとイン逃げでは決まらない気配がプンプンします。

 

 スタート展示は枠なりの3対3。タイミングは土屋が若干遅れ気味ですが、丸岡、毒島、田村、石野は0台。展示タイムは伸びに自信を持っている土屋が断トツ、次いで吉田。残りの4人は大差ありません。1周タイムは丸岡、石野、田村の順です。前夜のインタビューで「6号艇なので何か考えます」と話していた石野ですが、ここはチルトを「0」に上げ、伸び仕様にしてきたようです。ただ、展示やタイムを見る限り、そこまでの伸びは感じません。5月の尼崎でお世話になった毒島のピット離れが気になりますが、インタビューでは「(ピット離れで)出てもインまでちょっと(無理かな)」ということなので、本番も展示通りの枠なり想定です。

若松ボート オーシャンカップ

 予選最終日の6コース、準優勝戦の2コースからの差しが見事だった丸岡ですが、このメンバーに入ると、エンジン的にはもうひとつです。エース機の田村や伸び抜群の土屋の方がはるかに出ています。特に田村は見事なまくり差しを決めた準優勝戦と同じ3号艇。コース有利に丸岡の逃げか、エース機田村の久々のSG優勝か。迷いましたが、スタート特訓時の丸岡のスリット付近の足がどうも気になるので、田村を取りました。本線は田村のまくり差しと毒島の差し残しの③=②-全です。前夜、峰が1号艇で負けたレースと同じ展開です。さらに田村がまくり切った時の③-④-全。あとは前夜から気になっていた土屋の2着付け、③②-⑤-全。これは結構な配当になります。万が一、丸岡が逃げた場合は毒島、田村の2、3着で①-②=③。こちらはあくまでも押えでトリガミにならない程度。あくまでも狙いは③=②-全です。

 

 大時計と2Mの中間あたりで出走を待ちます。風はほとんどなく、静水面にナイターの照明が映えます。「毒島~」「ブス、行けよ~」。やたら毒島への声援が聞こえてきます。「毒島って、こんなに人気があったんだ」。近くにいたおじいちゃんも孫を抱きかかえ「ほら、ブス君が走るよ」とピットの方を指さしています。

若松ボート オーシャンカップ 優勝戦 毒島誠

 大歓声の中、ピット離れ。毒島が飛び出しましたが、何とか丸岡も持ちこたえ、枠なりの3対3。大時計が回り、目の前を6艇が全速で抜けていきます。土屋が少しいいかなという感じでスリットを通過。すかさず大型ビジョンに目を移すと、スリット後からぐんぐん艇を伸ばした毒島が丸岡をひと飲み。バックでは毒島がやや抜け出し、僅差で吉田、田村、土屋が並んで追走です。「②-③でできた?」「2M逆転で③-②もあり?」。その2M、毒島が先マイし、後続の3艇が全速旋回。田村が内にいた土屋に引っかかるような形で後退し、2着争いは土屋と吉田に。激しく艇をぶつけ合いながら2周目1M。土屋が先に回りましたが、吉田の差しが届きます。伸びがいい土屋が直線で差を詰め、どちらにころぶかわからない展開です。可能性がある舟券は②-⑤-全。②-⑤-④なら250倍です。「土屋~」。声援にも力が入ります。しかし、最終2Mまで必死に吉田を追った土屋でしたが、あと一歩及ばず3着。②④⑤は16,480円。②-③、②-⑤の舟券はあるのに②-④とは。見事な抜け目。目だけでなく体中の力も抜けました。

 

 惨敗です。優勝戦、起死回生の舟券を持っていただけに悔しさと虚しさがじわじわとこみ上げてきます。リプレイを見ると、1周目1M、田村は前にいた丸岡を避けるような形になり、ロスをしたように見えました。これがなければ、結果は③=②だったんじゃないか。「銀河系軍団、両立せず」。悔しさまぎれに作った私のボートレースあるあるです。

 毒島のウイニングランが始まりました。これで毒島は2013年の丸亀メモリアル、昨年の下関チャレンジカップに続きSG3冠目。いずれもナイターで、新ナイターキング誕生といったところです。今年は8月の丸亀メモリアル、10月の蒲郡ダービーとナイターSGが続きます。毒島、要注意です。それにしてもSG優勝戦の決まり手が2コースまくりとは。3月の浜松クラシックも井口の2コースまくりでした。2コースからの差し舟券でこれまでかなりおいしい思いをしてきましたが、今後は2コースからの直まくりも頭の隅に置いておかないといけないのかもしれません。

 

◇若松オーシャンカップの戦績

14日:6勝6敗 回収率 118%

15日:1勝10敗 回収率 31%

16日:2勝10敗 回収率 34%

トータル 62%

1 【2】 

   【下】



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