24~K部長のボートレース放浪記 芦屋編

(2017/8/13)

芦屋レディースチャンピオン編(2017.8) ~上~

 Kです。台風5号が九州に接近する中、芦屋(福岡)で開かれていたプレミアムGⅠ「レディースチャンピオン」は、地元の小野生奈の初優勝で無事幕を閉じました。台風の進路によってはレースの中止、順延の可能性もあり、ボートレースは自然との戦いでもあるとつくづく実感しました。舟券を買う方も同じです。台風が最接近した5日(5日目)と6日(最終日)に本場で実戦してきましたが、強い向かい風や安定板装着の中、舟券をどう組み立てるか、いい勉強をさせてもらいました。

 

 夏場の水面は静かと言われる芦屋ですが、初日からやや強い風が吹き、台風が九州に近づいてきた4日目(4日)は終日、5メートルを超える向かい風でのレースでした。翌日からの実戦に備え、この日のレースをおさらいしてみると、スロー勢のスタート立ち遅れが目立ち、4号艇の1着が4回、5号艇が3回と半分以上のレースでダッシュ組が勝利し、うち4回が万舟です。芦屋は「風向きに関係なく5メートル以上の風ならば万舟の宝庫」と言われるようですが、まさにその通りの1日でした。翌5日はさらに風が強くなる予報です。そうなれば…。

ボートレース芦屋 レディースチャンピオン

 5日当日。予報通り朝から7㍍を超える向かい風です。頭の中はダッシュ組を絡めてどうやって万舟を取るかでいっぱいです。ところがまったく当たりません。せっせとダッシュ組からの穴舟券を買いますが、かすりもしません。本命筋もヒモ抜けしたりとさっぱりです。

ボートレース芦屋 レディースチャンピオン

 唯一惜しかったのは第6レース。①浅田千亜希(徳島)②落合直子(大阪)③竹井奈美(福岡)④平田さやか(東京)⑤森岡真希(岡山)⑥西村歩(大阪)。前半レースでイン逃げを決めた竹井が展示気配も抜群です。竹井の3コースからのまくりは定評があります。これに前半レースで5コースから勝利した平田を絡め③-①④⑤-①④⑤と③-④-全で穴目勝負です。結果は、スタートで後手を踏んだ内2艇を竹井が予想通りまくっていったのですが、続いたのは平田ではなく、6号艇の西村です。西村はダブルエース機のひとつを引きながら初日にフライング。早々と戦線離脱しており、舟券の対象からははずしていました。平田に逆転してほしいところですが、艇間は開くばかり。③⑥④、13,250円。竹井のまくりを予想しながら…。舟券下手を露呈した痛恨のレースとなりました。

 

 結局、この日は日高逸子(福岡)と小野が1号艇の準優勝戦は取りましたが、トリガミもいいところで、大敗を喫しました。

 

 最終日。相変わらずの猛暑ですが、風はますます強くなっています。空中戦の旗はちぎれんばかりに水平にはためき、時折吹く強烈な突風に電線がうなり声を上げています。10メートル前後の向かい風で、予想通り、第1レースから安定板を装着し、周回展示は1周、本番は2周戦となりました。

 

 10メートルの向かい風に安定板装着。本場での実践では初めての経験です。「安定板を着けるとエンジン差がなくなる」と聞いたことがありますが、いずれにせよ展示タイムなどはあまり当てならないような気がします。様子を見ながらレース傾向をつかんでいくしかなさそうです。

 

 安定板の影響かと思われるレースが第1レースから飛び出しました。準優勝戦組の川野芽唯(福岡)が1号艇です。スタート展示は0.01とドンピシャ。当然、1号艇の頭が舟券の中心ですが、本番のスタートはドカ遅れ(0.42)。2号艇にとってはイン逃げと同じです。順番に1マークを回り②③④。1号艇が飛び、配当は42,270円。川野はもともとスタートが早い選手ではありませんが、これは遅れ過ぎです。安定板の影響で起こしてから何かあったとしか思えません。第4レースでも同じことが起こりました。1号艇は平高奈菜(香川)。ドリーム組の1人で、4日目に妨害失格となり予選突破を逃してしまいましたが実力は断トツです。当然、人気を集めましたが、こちらのスタートタイミングも0.53。2号艇、3号艇がまくって差して(事実上、逃げて差してか)③②④。22,810円とまたもやビッグ配当となりました。

 

 少しずつ見えてきました。発見その①。スタートのドカ遅れに注意。特に1号艇が危ない時は②③④のボックスが有効。発見その②。2周戦なので、実力や機力上位の選手が外にいても追い上げが利かない。発見その③。2マークは強い追い風になるためバックで外にいて握っていく選手(多くは3号艇)は流れ、逆転される傾向にある。ということで、1号艇から買う時は①-②④-②③④、穴目は②③④のボックスか②=③-全を基本に舟券を組み立てることにしました。この法則で本命筋を第5レースから3連続で的中。トリガミ寸前のレースもありましたが、リズムは出てきました。

 

 ところで周回展示が1周になって面白いことがありました。第3レースの五反田忍(大阪)、第7レースの寺田千恵(岡山)。いずれも1号艇ですが、後続の選手がピットに引き上げる中、1人だけ2周目に突入し、再航走となりました。もうベテランの域に達する選手ですが、習性というのでしょうか、周回回数を間違えることがあるんですね。寺田が2周目1マークの手前で気づき「あちゃ、間違えた」と言わんばかりに左手でヘルメットをたたくような仕草がなんともほほ笑ましかったですね。

ボートレース芦屋 レディースチャンピオン

 レースの話に戻しましょう。後半戦から風が少し弱まり、第8レースから安定板はそのままですが、3周戦となりました。その8レース。①長嶋万記(静岡)②岩崎芳美(徳島)③平高奈菜④藤崎小百合(福岡)⑤落合直子(大阪)⑥角ひとみ(広島)。このレースから周回展示も2周となり、1周タイムが計測されるようになりました。気配がいいのは準優勝戦組の長嶋。次いで藤崎、平高あたりでしょうか。外の2人はエンジンやコースを考えると、いらないような気がします。ということで本命筋は①-③④-②③④です。

 

 ただ、どうも平高が気になります。前半レース、1号艇でスタート遅れから大敗し、私の舟券を台無しにした張本人ですが、さすがにスタートでは同じ轍(てつ)を踏まないでしょう。気の強い(と思う)平高のことだから、むしろ罪滅ぼし代わりの一発があるんじゃないか。さらに3コースは平高の得意なコースでもあります。オッズの低い①-③=④を補強する意味も込めて、①③④のボックスを追加しました。実際のところ頭までは確信が持てなかったのですが、本番では見事なまくり差しを決め、③①④。配当は2,800円で、第10レースからの賞典レース、そして優勝戦に向け若干ですが資金に余裕ができました。

【上】  


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