24~K部長のボートレース放浪記 唐津編

(2018/2/21)

唐津 全日本王者決定戦編(2018.1)  ~下~

ボートレース唐津

 Kです。からつの周年記念「GⅠ全日本王者決定戦」。参戦2日目となる28日は準優勝戦。節一エンジンの武富智亮(佐賀)が予選道中4勝して、予選をトップ通過。インから逃げて、GⅠ初優出を1号艇で迎えることができるか。面白いのは11R。F2ながら予選を突破した深川真二(同)が6号艇。昨年10月のSG平和島ダービー優勝戦と同じ緑のカポックです。何かが起こるはずです。⑥-①で再び好配当を…なんてことを夢見てしまいます。

 

 楽しみの多い準優勝戦3番ですが、それまでに資金を大きく減らしては勝負にいけません。前日の経験を踏まえるとむやみに穴目も買うとトリガミになるので、準優勝戦までは本命筋を中心とした舟券を組み立てます。その甲斐あってか、9Rまで4勝5敗。4勝はイン逃げの本命決着のレースばかりでマイナスはマイナスですが、前日ほどではありません。「今日はいけるんじゃないか」との思いを強くして準優勝戦を迎えました。

 

ボートレース唐津 ロイヤル席 牛すじの味噌見込み

 10R。メンバーは①武富②佐々木康幸(静岡)③桐生順平(埼玉)④羽野直也(福岡)⑤安達裕樹(三重)⑥渡辺雄一郎(大阪)。これまでの実績だけなら昨年の賞金王、桐生が断トツですが、エンジンは内の2人がいい仕上がりです。特に武富の36号機が節一であることは衆目の一致するところです。スタートさえしっかり踏み込めば桐生、佐々木といったSG覇者を相手にしても十分逃げ切れる足はあります。

 

 スタート展示は外枠の2人がゼロ台でしたが、武富も0.11とまずまず。1号艇は初日の第1Rで経験済み。0.01のスタートで逃げています。その後もエンジンが連れていってくれるのか、ゼロ台を連発しています。スタートは問題ないでしょう。展示タイムもトップで、1周タイムも佐々木、桐生に次いで3番目ですが、大差はありません。こうなれば武富そして36号機を信頼です。2着は桐生か佐々木に絞り、①-②③-②③④の4点勝負です。平成生まれで初めてGⅠ(大村周年)を制した羽野の2着も魅力ですが、さすがに桐生に先着するのは難しいだろうと3着までにとどめました。

 

 本番は武富は0.08のトップスタートから楽々と1マークを先マイ。桐生のマクリ差しがほんの一瞬入りそうにはなりましたが、全く問題にしません。あっという間に後続を引き離し完璧な逃走です。焦点は早くも2着争いです。まくり差しに入り切れずにバックでは5番手だった桐生が2マーク手前までに追いつき内に切り込みます。小回りした桐生と外を握って回る羽野との先陣争いです。桐生は若干引き波に足を取られたような感じで、正面では羽野が先行です。桐生も得意の全速戦で羽野を追いますが、届きません。①④③、1,220円。「羽野は舟券に絡んでも桐生に先着するのは難しいだろう」との予想で組み立てた舟券でしたが、見事に裏切られました。いやー、たいしたもんです。

 

ボートレース唐津

 感心ばかりしていても始まりません。はずれははずれです。続く11Rは朝から楽しみにしていたレースです。①前本泰和(広島)②島村隆幸(徳島)③丸岡正典(大阪)④毒島誠(群馬)⑤重野哲之(静岡)⑥深川。6号艇でダービーを制した深川の登場です。「進入乱るるところに穴あり」のレースです。スタート展示は深川が2コースまで動き①⑥②/③④⑤。内の2艇はかなり深い進入で、2対1対3といった隊形です。

 

 島村、丸岡、深川は前日の7Rで対戦しています。この時は島村が2号艇、丸岡が4号艇、深川が5号艇でした。深川がいつものように前付けに動き、進入は①⑤②③/④⑥。島村が3コースからまくって内の2艇を一蹴。②③④(4,090円)と絵に描いたようなセット券で決着しました。3号艇だった池永太(福岡)の2着が買えずに取りこぼしたレースでした。

 

 この日も前日と同じような構図です。本番もスタート展示同様の進入になるでしょうから、焦点は島村が3コースからまくり切れるかどうか、です。F2の深川のスタートが心配ですが、地元のGⅠ戦だけにここまで勝負から降りたようなスタートはしていません。展示もFながら0.01と行く気満々です。幸い風もほとんどありません。地元周年記念の優勝戦進出がかかった一戦。長年走り慣れた水面だけに立ち遅れることはないでしょうが、展示一番時計の島村でスリットを先行すれば一撃はありそうです。悩みどころですが、本命筋は島村のまくり不発と読んで①=⑥-②③④です。大外になりそうな⑤重野は舟券の対象からはずしました。狙いは⑥-①です。平和島ダービー優勝戦の再現に期待です。あとは島村の万が一を考えて②=③-全を少々。

 

 レースは展示通りの進入、隊形から内の3艇が好スタート。さすがに島村も内を絞り切るまではいかず、まくり差しに切り替えましたが、届きません。その内を回った深川の舳先が先行する前本にかかっています。2コースからの差し舟券を持っていると2マーク手前の攻防はハラハラドキドキです。強引に先に回るか、無理だと判断して外に持ち出すか。舟券は①=⑥なので、どちらに転んでも大丈夫ですが、配当的には断然⑥-①です。「深川、絶対に引くなぁ!!」。祈りが通じたのか、深川が先マイ。が、前本も差し返し、正面では並走状態です。次の2周目1マークは深川がなんとか先行しましたが、前本もしぶとく食い下がります。魚谷智之(兵庫)とデッドヒートを繰り広げたダービー優勝戦と同じような展開です。一瞬のミスも許されないところですが、そこはダービーキング。リードを保ったまま1着でゴール。⑥①②、7,460円。さすがに万舟にはなりませんでしたが、納得の好配当ゲットです。レース結果を見ると、深川のスタートタイミングは島村の0.05に次ぐ0.08。F2でこの踏み込み。本人は冷や汗を流したかもしれません。

 

ボートレース唐津

 これで収支はほぼトントンにまでこぎつけました。ラストの12Rが文字通り最終決戦です。メンバーは①新田雄史(三重)②辻栄蔵(広島)③古賀繁輝(佐賀)④峰竜太(同)⑤吉田拡郎(岡山)⑥坪井康晴(静岡)。ここまで武富、深川と地元勢が優勝戦進出を決めています。このレースも古賀と峰が登場。流れからすると、少なくともどちらか1人は優勝戦にコマを進めそうな気がします。

 

 スタート展示は古賀がピット離れで後手を踏み①④②③/⑤⑥。展示タイムは古賀がトップ。1周タイムは坪井、峰、辻の順です。新田のタイムが出ないのはいつものことなので気にしません。むしろきっちりと着をまとめて予選を3位で通過したところを見ると、エンジンは新田好みに仕上がっているようです。本番はスタート展示のようなことはないだろうと枠なりの3対3を想定。本命筋は新田のイン逃げを信頼。古賀と峰のどちらかは2着に入るとみて、①-③-④②と①-④-②③の4点にドーン。次いで予選最終レースでの6着大敗がなければ準優勝戦1号艇もあった峰の頭から④-①-全。あとは穴とまではいきませんが、大外でも舟券に絡むことが多い坪井の2着付けの①-⑥-全を少々。①-③=④あたりできっちり決まってくれればプラスで帰れます。

 

 さあ、本番。古賀がまたしてもピット離れで後手を踏み、並びは①②④③/⑤⑥。想定外ではありますが、①-③④は十分にあります。スタートは辻が遅れ、峰が握り、古賀が差しと定跡通りの展開。新田があっさり逃げに持ち込み、バックでは峰、古賀、少し遅れて坪井が三つ巴で2、3着争いです。特に直線では古賀と峰がガンガンやり合います。準優勝戦の2着と3着とでは雲泥の差です。地元同士、意地の張り合いのような道中が続きます。どちらに転んでも舟券は①-③=④で九分九厘出来上がりです。

 

 ところが、3周目1マーク手前の直線。外に峰、内に古賀。峰が内を絞ろうとして古賀と接触。その瞬間、古賀がまさかの転覆です。その直後、峰に妨害失格のコール。「えっ、え~」。わずか数秒のうちに本命舟券①-③=④が消えてしまいました。峰はそのまま2番目でゴールしましたが、続いたのは坪井。ということは、着順は①⑥②です。あります! ①-⑥-全。半分、遊びのつもりで買った舟券が8,600円に化けました。黒い雲の隙間から突然、日が差したような感じです。こんなことがあるのもボートレースです。この日はこの舟券の分だけプラスになりました。

 

 翌日の優勝戦。深川が3号艇だけに枠なりになり、武富が地元でGⅠ初優勝を飾るだろうと予想していたのですが、ピット離れで新田にインを取られ、まさかの3コース回り。5着に沈み、大波乱決着の立役者になってしまいました。何が起こるかわからないボートレース。エンジンだけでは勝てないのも事実ですが、武富の36号機はインプットされました。次のGⅡモーターボート大賞(2月24日~)でだれが引くか楽しみです。

 

◇からつ周年記念「GⅠ全日本王者決定戦」の戦績

27日:4勝8敗 回収率 68%

28日:6勝6敗 回収率 113%

トータル 87%

  【下】