24~K部長のボートレース放浪記 大村編

(2019/9/11更新)

大村 2019.8メモリアル編(上)②

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準優9R ①③⑥3,780円ヒット!

 スタート展示は枠なり3対3。展示タイムは原田がトップ、次いで桑原。1周タイムも原田で前本が続きます。機力、コースを考えると、池田は舟券の軸からは外して良さそうですが、あとは悩みます。タイムだけ見れば①=②ですが、勝負強い桐生も侮れませんし、エース機34号機を駆る中村も怖い存在です。出した結論は①-③-②④と①-④-②③。「エンジンを出し切れていない」との原田のコメントを読むと、機力はタイムほどではないのかもしれません。出足を中心に仕上がっている前本に対し、差し抜けることはもちろん差し追走も厳しいと見て、3着までとしました。

 

 気になるのは桑原です。今年2月の九州地区戦でGⅠウイナーの仲間入りし、3月の戸田クラシックではSG初出場で初優出。今年前半ブレイクした1人です。特に伸びを付けての一発は破壊力抜群です。このレースでもチルトを+0.5に跳ねています。ここは大村。このメンバー相手に6コースから勝ち切るのは無理にしても舟券には絡んできそうな予感がします。①-⑥=②③④を追加です。穴目は④-⑥=全。エース機中村の一発からの桑原連動に期待した8点です。

 

 今節すべて3コースより内に入っている中村の動きが本番でも気になりましたが、並びは展示通り。スタート直後は原田が前本より前に出ており一瞬「まずい」と思いましたが、前本も伸び返し先マイ。差した原田は引き波にはまって艇が浮き、2着は外を回った桐生。3着は原田の内をすくった桑原がグングン伸びてきます。「①③⑥、できたんじゃないか!」。原田も先輩の意地を見せ、内へと外へと必死に追いかけます。配当的には①③②より断然①③⑥です。「このまま。このまま」。願い通り①③⑥でゴールし、3,780円。イン逃げにしては好配当になりました。

 

3桁配当もしっかり的中し2連勝

 この勢いで10R。予選終了時点で今節の優勝は峰竜太(佐賀)か毒島誠(群馬)のどちらかと思っていた、その毒島が1号艇。以下、②石野貴之(大阪)③中野次郎(東京)④若林将(同)⑤山田康二(佐賀)⑥太田和美(大阪)。ここもスタート展示は枠なりの3対3。展示タイムは中野がトップですが、6人とも大差ありません。1周タイムは毒島、石野、中野の順で内優勢です。石野が3~5コースなら逆転も考えられますが、2コースならば壁にもなって毒島の逃げは固いところです。本来なら①-②=③の2点で大勝負といきたいところですが、このレースでも気になる選手が1人。山田です。

 

 勝負駆けを成功させた前日のレースは大きな話題になりました。4号艇で登場した9Rの1周目2M。一気に3艇を抜き去って2着に浮上したシーンは、勝利者インタビューで石野に「すごい」と言わしめるほどの超絶ターンでした。このメンバーの中では機力は劣勢かもしれませんが、あのターンを見せられると、簡単には見切れません。①-②=③に①-②③-⑤と①-⑤-②③④を追加です。本番はほぼそろったスタートから毒島が先マイし、石野、中野が差して、握っての展開。2番差しに構えた若林の上をまくり差してきたのが山田。引き波をきれいに越え、バックでは中野との3番手争いに持ち込みます。どっちにころんでも舟券は出来上がり。山田が接戦を制し、①②⑤は960円。3桁配当ですが、①②③に比べれば高い方です。大してもうかっていませんが、準優勝戦2連勝。よしとしましょう。

 

場内騒然 そんな馬鹿な

 準優勝戦最後は予選トップ通過の峰を1号艇に②重成一人(香川)③篠崎仁志(福岡)④吉田拡郎(岡山)⑤菊地孝平(静岡)⑥吉川元浩(兵庫)。峰は勝てば優勝戦1号艇。昨年の住之江GP以来のSG優勝に王手です。今年はここまで賞金ランキング2位ながらSGの優勝はありません。優勝すれば吉川とともに獲得賞金は早くも1億円を突破します。メンバー的にも恵まれた感じで、準優勝戦3番の中で一番固いと思っていました。

 

 スタート展示は菊地が動くかもしれないと思っていたのですが、枠なりの3対3。その菊地はチルトを前日までの「-0.5」から「0」に上げています。「直線が気になる」とコメントしていたので、チルトを跳ねてダッシュ向きにしたのかもしれません。展示タイムは峰が断トツ。1周タイムは菊地、峰、吉川と外枠の2人が好タイムです。風もほとんどなく水面コンディションは上々。峰が負ける要素は見当たりません。問題は次位です。重成が差して追走が順当なところですが、重成と言えば3、5コースのイメージが強烈で2コースは「?」が付きます。ここは大村担当の長谷記者の「総合的なパワーでは篠崎に軍配」の推理を信じ、九州勢ワンツーの期待も込めて①-③-②④が大本命。ただ配当妙味はないので、スケベ心を出して、外枠の2人を3着に付けた通称「ういち買い」の①-②③④-⑤⑥を少し加えました。

 

 準優勝戦最後のレース。それにしても場内はすごい人です。人ごみを掻き分けながら1M前で出走を待ちます。ピット離れと同時に場内が沸きます。菊地が遅れ、大外回りです。なんだか波乱の予感もしますが、舟券的にはこれはこれでよしです。菊地のスタート一発が怖かったのですが、大外回りならその可能性はかなり低くなります。きれいにそろったスタートからツケマイの篠崎を峰がきっちり受け止め、早くも①-③隊形。あとは①③④か①③⑤か、といったところ。「よしよし、できた」と小さくガッツポーズをしようとした矢先、場内がどよめきます。「フライングや」。そんな馬鹿な!ですが、篠崎、吉田、そして峰が次々とレースから離脱していきます。

 

収支はプラスも空虚

 「何、やってんだ!!」。菊地が先頭を走っていますが、もうレースを見る気にもなりません。⑤②⑥、310円。全額払い戻しですが、そんなことはどうでもいいという感じです。怒りというより脱力感でいっぱいです。10Rが終った後、「峰、毒島、前本の並びになり、①-②で鉄板か。でも相当安いよなあ」などと翌日の優勝戦を勝手にシミュレーションしていただけに、峰の離脱は大ショック。優勝戦の楽しみは半減です。

 

 一般戦となる12Rは舟券を買う気にもならず、駐車場に向かいます。秋の気配を感じさせる虫の声が気持ちを余計萎えさせます。峰は、住之江のGPは特例で出場できるにしても、10月の児島(岡山)から来年3月の平和島(東京)クラシックまでのSGを棒に振ることになります。今後のSGの旅打ちのモチベーションにも影響しそうな峰のFです。収支的にはF返還分も含め大きく浮いているのですが、虚しさだけが募る帰り道となりました。

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