【ボートレース】白井英治の全面協力に感謝!!
- 2020/9/10
- ボートレース記事
もう一つの「Sumer Memorial Story」

ボートレース下関で久しぶりにSGの取材をした。寺田祥(41・山口支部)が優勝した「第66回ボートレースメモリアル」。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため取材規制が厳しいなか、選手のコメント取りと白井英治(43・山口支部)の独占手記「ホワイトシャーク Summer Memorial Story」を担当した。その裏話を少しだけ紹介したい。
白井選手とは事前に何度も電話でやりとりをした。手記のタイトルは本人が決めてくれた。大まかなテーマは決めていたが、直前になって「今の状況を考えたらコロナに触れないわけにはいかないでしょう。そして、5人出場する山口支部の選手についても書きたい」とリクエストがあった。
宿舎で執筆も
レース場ではペラ調整、エンジン整備、試運転などで無駄な時間は1秒たりともなかったが、「引き受けた以上は完璧にしたい」と全面協力してくれた。時には宿舎で原稿を書いてくれた。宿舎で当然パソコンなどは使えない。事前に用意した文章を練り直し、赤ペンで手を入れて渡してくれた。文章の内容は完璧で、何よりも達筆に驚いた。
こういった連載は順調に進めばいいが、アクシデントも想定しておかなければならない。念のため「準優で負けた時はどうするか?」と尋ねた。間髪を入れず「優出しなくても最後までやります。でも、『優出しない』とか考えてないけど」と笑って返された。ご存じのように、見事優出を果たしてくれた。
「正直、大変でした。でも、請けて良かったですよ。本当に勉強になりました。優勝できれば一番良かったんですけどね」
優勝した時は手記をお願いする予定だった。残念ながら夢はかなわなかったが、私にとっての「Summer Memorial Story」は充実感たっぷりにやり遂げた。(長谷 昭範)
(2020/9/9紙面掲載)





