【ボートレース】羽野直也&大山千広 芦屋オーシャンカップ出場へ勝負駆け

21年は福岡地区でSG、PG1目白押し

 幕を開けた2021年。ボートレース界は福岡地区でのビッグレースが目白押しだ。まず3月の福岡「クラシック」に始まり、5月は若松で「オールスター」、7月には芦屋で「オーシャンカップ」。隔月でのSG開催が待っている。年末には福岡で「クイーンズクライマックス」も控え、福岡のファンにとってはとても楽しみな1年になる。

 気になるのは誰が出場するのか。特に地元福岡勢の動向だ。出場選手が発表されたばかりのクラシックには西山貴浩、篠崎仁志、瓜生正義、岡崎恭裕のグランプリ出場メンバーに松田大志郎と仲谷颯仁を加えた6人。予備2位につける岡村慶太も地区選の結果次第ではSG初出場がかなう。

 この中に女子選手の名前がないのは残念だが、今後ファン投票が行われるオールスターでの選出が有望。女子の活躍はこちらに期待しよう。

特別戦で福岡勢の優出に注目

 そして現在、選考期間中のオーシャンカップ出場争いも目が離せない。例年の選出状況も踏まえると西山、瓜生、篠崎仁、小野生奈、岡崎、篠崎元志の6人は当確。前田将太も出場圏内につける。それに対して羽野直也、大山千広、枝尾賢、松村敏、深川麻奈美、渡辺浩司らが勝負駆け。G1、G2の優出が必要になる。

 特に舞台となる芦屋で地区スターやフレッシュルーキーも務めた羽野と大山にかかる期待は大きい。大山は2月に芦屋でG2「レディースオールスター」があり、羽野も今後はG1出場が続く。選考期間は4月いっぱいでまだ先とはいえ、羽野を例にとるとG1出場機会は最大7回。チャンスはそこまで多くない。しばらくSG開催のないこの時期だが、特別戦で福岡勢が優出するかどうかという観点から見るのも楽しみの一つだ。(中村 雅俊)

(2021/1/6紙面掲載)

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