【ボートレース】柳生泰二 “一走入魂”-そして大舞台へ

記者が選んだ2021イチ推し選手⑥
1走入魂でさらなる飛躍を誓う柳生

「目の前のレースに集中」

 さらなる飛躍に期待する。2020年の年間成績は勝率6・57、優勝3回、獲得賞金3580万8600円。決して悪い数字ではないが、自身の成績には納得していない。毎年、勝率で出場できるダービーか、優勝回数によるクラシックでSGの舞台に立つことを目標としているが、まだ実現していない。

 10月には37歳になる。ボート選手のピークは40歳前後か。残された時間はそこまでない。今度こその気持ちで「目の前のレースに集中していく」と本紙に話した。今年の目標についてはあえて「SG初出場」とは言わなかった。とにかく「1走1走を大事に走る」と断言。その結果、SGに出られれば、という考え方のようだ。この成績では「SGに出る」と言いづらいのかもしれない。

 実力はSGレーサーと互角かそれ以上だ。16年に宮島であったG1「中国地区選手権」では予選首位通過を果たしたものの準優でF。地区選とはいえ、予選をトップでクリアするのは難しい。準優で西島義則と一緒のレースにならなかったら、G1優勝を手にしていたかもしれない。白井英治はS(スタート)で勝負した柳生を褒めた。

同期・西山貴浩の活躍励み

 昨年は同期の西山貴浩がグランプリに出場、優出した。同期の活躍は一番の励みになる。旋回技術などは西山に引けを取らない。レースセンスは抜群で負けん気も強い。後は結果を出すだけだ。

 2月には全国で最も得意とする徳山で中国地区選手権がある。そこで中国チャンピオンになれば、即SG切符も手にすることができる。まずは徳山のG1で大暴れしてもらいたい。 (尾本 恭健)

◆柳生泰二(やぎゅう・たいじ) 1984年10月30日生まれ。山口県岩国市出身。山口支部。97期として05年11月徳山でデビュー。3走目で初白星。08年5月若松で初優出。09年12月徳山で初優勝。通算優勝16回。師匠は清水攻二。生涯獲得賞金は約3億3469万円。165センチ、55キロ、血液型B。

(2021/1/8紙面掲載)

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