【ボートレース】25倍難関突破!ボートレーサー養成所に130期訓練生51人入所

 日本モーターボート競走会の「第130期選手養成訓練入所式」が6日、福岡県柳川市のボートレーサー養成所で行われ、1293人の応募の中から約25倍の難関を突破した男子41人、女子10人の計51人がプロレーサーの第一歩を踏み出した=写真=。1年にわたる厳しい訓練を受け、来年5月のデビューを目指す。

本田愛訓練生が新入生代表あいさつ

 今回も新型コロナ感染拡大防止の観点から保護者らの出席は見送られた。式では競走会の潮田政明会長が「夢や希望をかなえるためには、養成所で基本をしっかり学び、身につけることが必要。日々緊張感をもって訓練にまい進してもらいたい」と激励。これを受け、新入生を代表して本田愛訓練生(静岡)が「激励の一語一句を心に刻み、礼と節を重んじ、立派なボートレーサーになるために日々努力することを誓います」と力強く語った。

 スポーツ推薦者は門田栞(ボート)、石橋啓士(サッカー)、今川華乃(レスリング)、大河内唯楓(ソフトボール)、成瀬陽奈(ボート)の5人。

 ボートレーサー縁戚関係は大庭拓海(父・元明)、小宮涼雅(父・淳史)、西村春人(父・元ボートレーサー真也)、秋葉侑亨(母・元ボートレーサー二三四)、鈴木遥希(兄・雅希)らが入所した。


大庭拓海 受験3回目で合格「目標は父(元明)」

 大庭拓海訓練生(22)=写真=の父は福岡支部のA級レーサー大庭元明(51)。通算優勝は14回で、今年も2月に福岡の一般戦で優勝するなど、活躍している。そんな父の姿を見てレーサーを志した。「高校生の頃からボートレーサーになりたい気持ちが出てきて受験しました。目標はもちろん父です」。九州栄養福祉大学を卒業後、3回目の受験で合格した。「身長は171センチ。高校時代に野球(外野手)をしていたので、体重を68キロから56キロまで落とすのが大変だった。自分は不器用なので、養成所ではこつこつと身につけて行きたい」と語った。

(2021/4/7紙面掲載)

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