【ボートレース】西山貴浩 純ホームのオールスター へ“爆笑”インタビュー SG初制覇なら「引退してもいいくらい(笑い)」/若松オールスター5/25-30

若松SG「第48回ボートレースオールスター」 5/25-30

 ボートレース若松(福岡県北九州市)のSG「第48回ボートレースオールスター」が5月25日(30日まで)に開幕する。ファン投票で選ばれた男子44人、女子8人が、投票してくれたファンの思いも背負って走る伝統のSGがボートレース若松で初めて開催される。地元の福岡支部からは大挙11人が登場。そんな地元勢の中でも2万9068票もの投票を集め、福岡勢ではトップ、全体でも峰竜太に続く2位での出場を決めたのが西山貴浩。純ホームプールの若松でSG初制覇へ向けての意気込みを聞いた。 (井上誠之)

自己最高のファン投票2位で選手された地元オールスターでSG初優勝を目指す西山貴浩

2万9068票「この数字一生忘れません」

 -ファン投票2位での地元オールスター出場、おめでとうございます。

「ありがとうございます。光栄なことに2万9068票もの投票をいただきました。この数字は一生忘れません! 投票して下さったファンの方には感謝の言葉しかありません。本当にありがたいです」

 -中間発表でも1位の峰竜太選手に367票差の2位でしたね。

「本音を言うと、地元なのでドリーム戦(6位以内)を走れたら…と思っていたんですが、ここまで来たら1位でドリーム戦1号艇に乗ってみたかったですね。でも、これまでオールスターは4回の出場で、12年の浜名湖、16年の尼崎と最初の2回はどちらも委員会推薦の出場だったんですよ。初めて出場した浜名湖なんて、施行者の方に『開会式を盛り上げて下さい』なんて言われて、『やっぱりそっち要員だったか…』みたいな(苦笑)。尼崎の時は「ファン投票では来れんジャー」なんて同じ推薦出場だった平本真之さんとかと自虐的なギャグにしたりして」

時には赤字も… 地道な営業実を結んだ

 -それが19年からは3年連続ファン投票での出場。昨年は15位で篠崎兄弟より上だったことに喜びを爆発させていましたが、今や上には峰竜太選手しかいません。

「ここまで地道にやってきたことが実を結んだんだと思います。呼ばれたらどこへでもトークショーに行ってましたからね。篠崎兄弟が断ったやつに当日に行ったりとか。赤字の営業もあったんですから(笑い)」

 -地道な営業に加えて(笑い)、昨年はG1初制覇にグランプリ初出場で優出、そして今年も1月にG12勝目としっかり結果を出したことがファン投票につながったのでは

「今まで散々、開会式やインタビューでバカをやってきた分、結果を出さなければ…というプレッシャーはあったんですよ。最初の頃はいろんな先輩に怒られたりもしましたし。でも今は選手会長の上滝和則さん公認です。『お前は好きなようにやっていい。業界を広めてくれ』って言っていただきましたから」

動画でのパフォーマンスお楽しみに

 -ただ、最近はコロナの影響でファンの前でパフォーマンスをする機会がほぼなくなりましたね。

「僕には地獄みたいなもんですよ。お客さんの前でマイクを握りたいですもん。でもね、今回も開会式の代わりにファン向けの動画撮影があると思うんですよ。ここで今までで一番ふざけてやろうかなと思っています。どこまでやったら怒られるのかって(笑い)。ふんどしでも怒られなかったですからねえ。まあ、楽しみにしておいて下さい」

SG初制覇が今回なら「最高」

 -どこよりも思い入れが強い若松で、これが3回目のSG。今回はV候補という目で見られると思いますが。

「なにかSGを取れるのなら、絶対にオールスターがいい。お客さんに選んでもらえないと出場できないSGですから。オールスター制覇が地元若松で達成できれば最高。もう、引退してもいいくらいです。お客さんの期待値も高いと思うけど、自分でも今までのSGで一番期待しているんですよ。オールスターが僕の命日。燃え尽きて、次の福岡周年にはいないかもしれない(笑い)」

 -まだ1度も着ていないグランプリカッパをドリーム戦で初めて着て走ると聞きましたが。

「はい、今回のドリーム戦の1走だけ着て走ります。実は谷村啓司さんに1回だけ正月戦で着させたんですが、ドカ遅れして見事に6着! 縁起の悪いカッパなんです(爆笑)。走り終えたら、その場でお渡ししますので、スポーツ報知さんの読者プレゼントで使って下さい」

スポーツ報知紙面で手記掲載

 -大切なグランプリカッパを報知の読者さんにいただけると?

「はい。オールスター期間中はスポーツ報知さんの紙面で手記もやらせていただきますので、ぜひ、そちらもご覧下さい」

(聞き手・井上誠之)

◆西山貴浩(にしやま・たかひろ) 1987年5月15日生まれ。福岡県出身。33歳。福岡支部。05年11月に97期として若松でデビュー。08年9月に若松で初優勝。11年11月大村チャレンジカップでSG初出場。20年9月に徳山ダイヤモンドカップでG1初優勝。20年は年末のグランプリ(平和島)にも初出場を果たし、決定戦に進出。今年1月には江戸川で早くもG1 2勝目をマークした。通算優勝は40回。生涯獲得賞金は約5億5600万円。身長168センチ、体重52キロ。血液型A。
西山の「GPカッパ」ファンへプレゼント  インタビューの最後に語っていた通り、西山貴浩選手が2万9068票もの投票をしてくれたファンへの恩返しに、初日12Rのドリーム戦で着用予定のグランプリカッパをファンにプレゼントします。応募方法など詳細はオールスター開催中に西山選手が手記を掲載するスポーツ報知紙面(5月25日から30日まで)をご覧下さい。

(号外PR版紙面、2021/5/18Web公開)


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