【ボートレース】末永和也 佐賀支部期待の星 初A1入りへ猛チャージ
- 2021/6/24
- ボートレース記事

若松ルーキーシリーズ参戦
124期修了チャンプ・末永和也(22・佐賀支部)=写真=が、23日にボートレース若松で開幕した「ルーキーシリーズ第9戦 植木通彦フェニックスカップ」に参戦。初のA1入りへ向けてチャージをかける。
修了チャンプとして注目を集める中、2019年5月にデビュー。今年5月から5期目に入った。まだA級昇格はないが、今年3月にスロー進入を解禁。常滑ルーキーシリーズで初優出を果たすと、4月は福岡一般戦でもベスト6入り。ダッシュ一本から攻め幅が広がったことで安定感が増し、ようやく頭角を現してきた。
ウエスタンヤングで予選6位通過
「B1からA1入りを目指す」と飛び級を目標に掲げる今期は、さらに勢いを加速させている。期変わり初戦の「からつGW特選」で地元初優出。「真之介(上野)さんと一緒。すごくうれしい」と師匠との優出を喜んだ。
その後、常滑でFを切ったのは痛かったが、G3宮島ウエスタンヤングに挑戦。ヤングダービーの出場権をかけた一戦で、予選を6位で通過。優出こそ逃したものの、巧みなハンドルワークで「末永」の名を全国に知らしめた。
今期成績は、勝率5・50、2連対率39%。A2は十分に臨めるが、もちろん目標はA1。「Fで勝率を下げてしまった。若松は優出を目指して頑張ります」。6月30日からの30日間のF休みの前に勝率の上積みを図っておきたいところだ。
師匠・上野真之介も太鼓判
地元からつでの練習時には、その鋭いターンでA1レーサーと見間違えるほど。師匠・上野をして「あいつは絶対に強くなりますよ」と太鼓判を押す逸材だ。旋回力にいっそう磨きがかかり、G1覇者の栗城匠や村上遼、高倉和士らを相手に、優出どころか初優勝の期待も膨らむ。 (高木 拓也)
(2021/6/23紙面掲載)