【ボートレース】新良一規65歳 歴代3位の年長V「まだまだやれる」

60歳以上でV4 最多記録を更新

 グランドチャンピオンは前本泰和、オーシャンカップは浜野谷憲吾、そしてメモリアルは原田幸哉が優勝。今年のSG戦線はマスターズ世代の復活劇が目立つ。そんな中、さらに年齢を重ねたレジェンドが快挙を成し遂げた。

 65歳の新良一規(山口支部)=写真=が7日のボートレース徳山優勝戦で勝利。3年3か月ぶりの美酒に酔った。引退した加藤峻二さんの71歳2か月、高塚清一の65歳10か月に次ぐ歴代3位の年長記録だ。これで60歳以上での優勝回数を4に伸ばし、自身の持つ最多記録を更新した。

 素性Aランクの19号機は序盤から噴いており、優勝戦は1号艇でコンマ02のトップスタート。他を寄せ付けない完勝だった。

 「せっかくのチャンスだったので、目いっぱいスタートを行った。65歳だけど、まだまだやれそう」と、満面の笑みを浮かべた。

 ボートレースは同じ公営競技の競輪と比べると選手寿命が長いと言われる。それでも体調管理をしっかりしておかなければ長くできるものではない。カポックを脱いだ新良の体は鍛えられ、65歳には見えない。「レース場で若い子たちと、和気あいあいに話をするのが好き。老けない原因かな」

 今期からA級に返り咲き、久しぶりの優勝を決めた山口支部の御大。これからも記録を塗りかえ、うれしいニュースをどんどん届けて欲しい。(田原 年生)

(2021/9/15紙面掲載)

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