【ボートレース】山田康二 わずか1走の不足に泣く “不測”のB1級降格

前期最終走 無事故完走ならA2級もまさか

 山田康二が出走回数不足でB1級に降格-。

 ボートレースは5月から10月まで、来年1月から半年間適用の級別争いが繰り広げられた。約1600人いるレーサーの勝率争いは悲喜こもごも。ルーキーシリーズで活躍中の沢田尚也は実森美祐、柴田直哉らと初のA1入りを果たした。昇格を喜ぶ裏では降格に肩を落とす選手がいるのは級別争いの厳しい現実でもある。G1覇者でA1常連の山田は、わずか1走の出走回数不足でB1に降格する憂き目にあった。

 前期の山田は長期欠場の影響で、A1入り(90走)は望めずA2さえも危ぶまれる状況に陥っていた。そんな中で迎えた前期最終戦。10月25日が初日の福岡一般戦は着をまとめてファイナル進出。準優終了時の出走回数は69。どうにかA2条件の70走にメドが立った。

 山田にとって級別争い最後の30日。12Rの優勝戦は6号艇。無事故完走ならA2が当確する大事な一戦で、思わぬ展開が待っていた。1周1Mで大外から差し場を探していたところに、振り込み態勢を立て直そうと急ハンドルを切った選手と接触。あおられた山田は転覆でゴールはできず。

 転覆はもらい事故で選手責任外ではあったが、この「責任外」が悪夢となる。事故が選手責任だと出走回数に含まれるが、責任外の場合はノーカウント。このため前期の出走回数は「69」で終了。勝率は6・42で楽々ボーダーを上回っているにもかかわらず、わずか1走足りずでA2入りはかなわず。来年1月からの半年間は23期ぶりのB1で、しばらくは周年記念などの特別戦から遠ざかる。(高木 拓也)

(2021/11/10紙面掲載)

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