【ボートレース】売り上げ右肩上がりのクイーンズクライマックス 今年も連日熱狂

連日熱戦が展開されているボートレース福岡。大みそかに、女王を決める優勝戦が行われる

地元渡辺「福岡中を盛り上げるために来た」

 ボートレース福岡で行われている「プレミアムG1 第10回クイーンズクライマックス(QC)/G3 QCシリーズ」。女子ボート界を引っ張るトップレーサーの競演とあって、連日熱気に包まれている。

 女子賞金ランクトップ12選手によるトライアルも始まり、さらに、にぎわいを見せる。地元からは小野生奈(8年連続8回目)、大山千広(3年連続3回目)、渡辺優美(初出場)の3選手が出場。今年大きな飛躍を遂げた渡辺は、優勝回数、勝率など自己最高の数字をマーク。「この舞台を目標にして士気も高く、結果を残すことができた。QCの舞台はいつもと違う感じで緊張するけど、福岡中を盛り上げるために来た。いいニュースを流したい」と、地元開催にかける思いを語る。

連日売り上げ目標クリア 事故なく終了を

 これだけの盛り上がりを見ていると、売り上げ面にも注目せずにはいられない。4年前の大村QCで105億円を売り上げると、平和島が120億円、徳山が133億円、昨年の浜名湖が169億円と右肩上がり。今節の売り上げ目標は150億円で、ここまでは日ごとの目標額を連日クリアしている。

 先日行われた「第36回グランプリ」(住之江)では、優勝戦で人気を背負った1号艇の峰竜太が転覆。4艇が絡む大アクシデントとなり、ボートレース史上最高の41億1426万3700円が返還となった。それだけに、地元勢の活躍に期待するのはもちろんだが、まずは事故なく、大会が終了することを心から願うばかりだ。(福山 脩平)

(2021/12/29紙面掲載)

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