【ボートレース】ボートレーサー養成所 第131期「金の卵」入所の決意

左から渡辺訓練生、片岡訓練生、青江訓練生、吉川訓練生

吉川訓練生「父(元浩)超え目標」

 今月5日、福岡県柳川市にあるボートレーサー養成所で第131期の入所式が行われた。元西武ライオンズで活躍した野田昇吾訓練生(28)がボートレーサーに転身とあって大きな話題を集めたが、他にも注目選手はたくさんいる。

 吉川雄之訓練生(23)の父はSG4冠の元浩。小学3年生の時にボートレース福岡で観戦した賞金王決定戦(現グランプリ)で優勝した父の姿を見てレーサーに憧れを抱いた。12回目の試験でついに合格切符をつかんだ。「父も喜んでくれました。父を超えることが目標です」と力強く語った。

ボクシング関東チャンプの片岡訓練生 兄は片岡大地

 スポーツ推薦で入所したのは3人。まずは、ボクシングのライトフライ級で国体関東ブロック優勝の実績がある片岡亜沙人訓練生(22)。117期の片岡大地を兄に持つ。「兄の影響で目指しました。ボートレースの世界で兄と一緒に活躍したい」と思いを募らせる。

 続いて青江優志訓練生(19)。バドミントンの高校総体の代替大会で、ダブルス、シングルともに岡山県1位の経歴を持つ。「高校時代に児島でボートレースを初めて見て、その迫力に魅了されました。茅原選手のようにどのコースからでも1着を狙える選手になりたい」と志は高い。

 女子で唯一のスポーツ推薦・渡辺結奈訓練生(17)は、131期の最年少。陸上女子七種競技で佐賀県高校新人大会1位の成績を残し、敬徳高(伊万里市)を中退して養成所に入所した。「父と祖父に薦められました。平山選手や大山選手のようなきれいで、男子選手にも負けない選手になりたい」と目標を口にした。

 近い将来、ボートレース界を背負って立つかも知れない金の卵たち。1年間の厳しい訓練を耐え抜き、プロデビューを目指す。(福山 脩平)

(2021/10/13紙面掲載)

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