ボートレース徳山
表彰式には多くのファンが残り、白井英治の優勝を祝福した

(2018/7/4掲載)

レースほっとらいん

【ボートレース】

ハンパない盛り上がり!! 徳山SG大成功

 

地元白井涙のV

 ボートレース徳山の新たな誕生に立ち会った気がした。6月24日に幕を閉じたSG「グランドチャンピオン」。徳山では64年ぶりのSG開催となり、その盛り上がりは半端なかった。

 

 何より地元選手の活躍が大会を盛り上げた。予選を終えて寺田祥が1位、白井英治が2位と地元勢が上位独占。優勝した白井は寺田との予選ワンツーを「感慨深いし、誇りに思う」と振り返った。2人とも優出して白井が優勝。待望の地元SGでこれ以上ないほどの結果を出して期待に応えた。

 

 その活躍に呼応するように場内も熱気に包まれた。それは普段走り慣れている地元選手が驚くほどだった。優勝した白井はファンの声援に涙を流し、「こんなに多くの方がいるのかというぐらい」と観客の多さに感動。今村豊は水面から見た最終日のスタンドを「20数年ぶりの光景」と形容した。売り上げピークの90年代も第一線で活躍していたレジェンドが往時を思い出す熱気を感じていた。

 

 駅には無料タクシー待ちで10人以上が並び、コンパクトで満席だった新スタンドはレース実況が聞こえにくいほど人があふれた。新しく作られた芝生広場は親子連れでにぎわい、ボルダリング体験に順番待ちをする子供の行列が出来ていた。

 

 最終日の入場者数は9151人。2月のG1「64周年」の最終日が2732人で、3倍以上にもなる。売り上げでは目標に約1億円届かない92億円だったものの、節間入場者数は目標の3万人を上回る約3万1000人だった。売り上げで判断されることが多い大会の成否だが、場内の盛り上がりも大きな要素。それを肌で感じた身としては、生まれ変わった徳山のアピールにもなり、大成功といえる大会だった。

(中村 雅俊)

 

※毎週水曜新聞掲載

ボートレース 山口祐二

(2018/6/27掲載)

レースほっとらいん

【ボートレース】

「下関巧者」馬場に注目

 

GⅠ3節含む6節連続優出

 今月14日に終了したボートレース下関のG1「競帝王決定戦・開設64周年記念」で、馬場貴也(34歳・滋賀支部)=写真=が下関6節連続優出を果たし、優勝戦は山崎智也に競り勝って3着に入った。

 

 「下関は水が合う」と話す馬場は2014年の周年で優出(5着)したのを手始めに15年一般戦③、16年G3企業杯③、17年周年⑤、今年3月一般戦③、そして今回の周年とベスト6入り。下関は優勝経験こそないが、馬場にとっては、ドル箱と言える。6回の優出のうち、レベルの高いG1が3節も含まれているから間違いない。

 

 今回の周年の準優は3コースから握り、1周2マークでインから逃げる山崎を逆転。「グリップがいい。食い付く感じ。乗りやすいから思い切り回れてペラも合う。下関は地元のびわこよりいい」と話していた。びわこは淡水で下関は海水。海水は比較的水質が柔らかく乗りやすいとされる。海水の中でも下関は特に走りやすいようだ。

 

 馬場はライバルでもあるほかの選手に惜しみもなくアドバイス。山崎、長田頼宗、青木玄太はいずれも「馬場選手のおかげで乗りやすくなった」と話していた。特に山崎は「乗り心地が重かったのが改善された」と大喜び。青木も「馬場さんのおかげです。伸びはずっといいし、ペラが合ってターン回りと乗り心地が良くなった」と感謝した。

 

 馬場は今後、びわこ一般戦、若松SG、平和島G1、丸亀SGと各地を転戦する。下関のあっせんは入っていないが、これだけ好成績を収めているので、近いうちにまた下関に呼ばれることだろう。その時はまた「下関巧者の馬場」に注目したい。

 (尾本 恭健)

 

※毎週水曜新聞掲載

(2018/6/20掲載)

レースほっとらいん

【ボートレース】

「サマーナイターSG」PRキャンペーン大成功

 

若松&丸亀コラボイベント

 7月にSG「オーシャンカップ」を開催するボートレース若松と8月にSG「ボートレースメモリアル」を開催する丸亀のSGPRキャンペーン「真夏の夜の夢勝負!サマーナイターSG」に同行取材してきた。

 

 9日は旭川市の「ボートレースチケットショップ旭川」、10日は札幌市の「ボートレースアンテナショップ札幌すすきの」、そして16日は仙台市内のホテル、最終日の17日は「ボートレースチケットショップ・ボートピア横浜」の4か所を巡った。

 

選手と直接交流 ファン拡大に一役

 北海道での2日連続キャンペーンは昨年に続く2年連続の開催。レース場がなく、場外舟券売り場も旭川だけの北海道では、選手に直接触れ合える機会がほとんどないので、イベントに参加したファンは「選手と実際に話すことが出来て本当に楽しかった」と喜びを口にした。

 

 北海道のイベントには篠崎仁志、羽野直也、平高奈菜、片岡雅裕と実力、人気ともトップクラスの4選手が参加したこともあり、ファンの本当に楽しそうな笑顔が印象的だった。

 

 東北地方にもボートレース場がなく、東北のファンにとっても、選手と直接触れ合えるチャンスはほとんどない。仙台のイベントには小野生奈、竹井奈美、中村桃佳の人気女子選手3人に加えて、イケメンの重成一人が参加。特に重成のトークがあまりにも面白く、とても文字には出来ない裏話もたくさん飛び出して、ファンは爆笑の渦に巻き込まれた。レース時のクールな態度とはまるっきり正反対の重成のトークの巧妙さには記者も驚かされてしまった。

 

 2年連続でナイターSGを2場で連続開催することになったボートレース若松と丸亀のコラボイベントは、地道なPR活動のひとつに過ぎないかもしれないが、各会場でのファンの楽しそうな笑顔を見て、イベントの成功を確信した次第。ファン拡大に間違いなくつながるだろうとの思いを強くした。(井上 誠之)

 

※毎週水曜新聞掲載

ボートレース 山口祐二

(2018/6/6掲載)

レースほっとらいん

【ボートレース】

デビュー20年目SG初出場 山口祐二に聞いた

 

「背伸びせずに、今の自分を出し切って戦いたい」

 8月にボートレース丸亀で開催されるSG「第64回ボートレースメモリアル」の出場選手が、このほど発表された。この大会は各レース場から推薦された選手が出場。ボートレース大村からは山口裕二と中村亮太が推薦された。中村はメモリアルこそ6年ぶり2回目とはいえ、SGはこれまで7回出場している。一方の山口は、デビュー20年目にして初めてのSG出場だ。昨年11月には大村周年でG1で初優出。昨年の大村支部獲得賞金上位12人で争われた今年の正月レース「オオムラグランプリ」では優勝した。また、前期勝率は自己最高となる7・21をマーク。これはA1級に必要な90走以上した選手の中では、長崎支部ナンバーワンだった。6日からボートレース大村に出場している山口に、喜びの声を聞いてみた。

 

 ―SG初出場が決まりました。おめでとうございます。

 「ありがとうございます。SG出場はうれしいのと、恥ずかしいのと両方の気持ちです。出場メンバーが発表された1日は、ちょうど同期会の旅行から帰ってきた日でした。その前に登録更新があって。引退する同期もいる中、20年目にしてSGに出場出来るなんて不思議ですね」

 

 ―家族の反応は?

 「嫁さんからは『G1とどっちがデカイの?』って言われたくらい(笑)。特にレースには興味がないようで(笑)。ケガなく仕事から帰ってくることを待ってくれているような感じです」

 

 ―山口選手にとってSGとは?

 「A1級になってからは行きたいとは思っていましたが、簡単に口に出してはいけないような世界。連続してA1級にいますが、同じA1級でもこんなに違うのかって思うほどの世界だと思っています」

 

 ―でも2か月後には、その舞台にいます。

 「背伸びせずに、今の自分を出し切って戦ってきたいです。ねちっこく最後まで諦めない走りが出来たらいいですね」

(長谷 昭範)

 

※毎週水曜新聞掲載

ボートレース唐津 安河内将 安河内健

(2018/5/16掲載)

レースほっとらいん

【ボートレース】

佐賀支部に誕生! 安河内ブラザーズ

 

今月1日デビュー 弟・健に聞いた

 ボートレースの佐賀支部に、イケメンブラザーズが誕生した。安河内将=写真左=と健=同右=の兄弟だ。兄の将は一足先に111期でデビュー。2年連続でトップルーキーに起用された佐賀のホープだ。弟の健は122期で、今月1日に地元唐津でデビューしたばかり。初勝利こそ挙げられなかったが、3着に粘って舟券に貢献するなど、新人離れしたスピードで見せ場を作った。養成所のリーグ戦で高勝率7・12をマークするなど将来性豊かな注目株に、デビュー節の感想と目標を聞いた。

 

 ―GW特選を走り終えての感想は

 「自分の実力不足を痛感しました。研修所では、ある程度の位置に出てこられていたけど、実戦は違いました。もっとターンスピードを上げないと駄目。3着に入りましたが、たまたまです」

 

 ―佐賀工業高では野球に打ち込み、内野手で甲子園を目指していたそうですね

 「準決勝で負けました。甲子園までは、もう少しでした。野球は小学校からしていました。当時の夢はプロ野球選手になることでした」

 

 ―ボートレーサーを目指したきっかけは

 「いざ野球が終わると、何をしようかと考えました。工業高校は就職する人が多いですが、僕はボートレーサーの道を選択しました。やはり兄貴の影響が大きかったです」

 

 ―持ち味と今後の抱負を聞かせてください

 「スピードは同期の中でも自信があります。もっともっとターンの精度を上げて、師匠の峰竜太さんや兄貴と一緒に記念を走りたい。将来的にはオールスター(SG)に出たいです」

(高木 拓也)

 

※毎週水曜新聞掲載

ボートレース芦屋 3代目YUME 葉月佐和
1年間の活動を終え、3月で卒業となった3代目「YUME」

(2018/5/9掲載)

レースほっとらいん

【ボートレース】

ボートレース芦屋 4代目イメージガール募集中

 

13日応募締め切り

 ボートレース芦屋では現在、4代目イメージガール「YUME」の募集を行っている。イメージガールの仕事は表彰式のプレゼンターやトークショーなどの場内イベント、さらにボートレース芦屋のPR活動として場外でのイベント参加も予定している。

 

 これまでの3代は、芸能事務所に所属するタレントなどをあらかじめ選定して、1年間の活動を行ってきた。それに対して今回は、福岡県内に在住する20歳以上の女性を対象に応募する。

 

 「グラビアの方とかも良かったんですが、今回は地域密着がテーマです」と関係者は話す。東京などからの長距離移動で活動に制約が出ることはなくなり、地元の人が活動した方が愛着もわきやすい。求めるキャラクターは爽やかな明るさを持った、親しみのある人。応募締め切りは13日で、グランプリの賞金は10万円。これまで10数人の応募があるそうだ。

 

 今後の選考過程もオープンな形で行っていく。一次審査はホームページと場内に写真、名前を掲載して投票を行い(5月20日~6月3日まで)、最終審査に進む数人を決定。6月17日には場内で公開オーディションを実施し、グランプリを決める。

 

 ボートレース芦屋ではさわらグルメの祭典「さわらサミット」や、学生向けのダンスバトルなど、広大な駐車スペース、イベントホールなどの施設を活用して、積極的に関わる地域密着に取り組んでいる。今度は逆に積極的に関わってもらう形での地域密着。新たな一歩がどんな盛り上がりを見せるのか、注目してきたい。 (中村 雅俊)

 

※毎週水曜新聞掲載

平川香織
5月にデビューする期待の平川香織

(2018/5/2掲載)

レースほっとらいん

【ボートレース】

第122期の光り輝く原石 平川香織に注目だ

 

修了記念競走で最速タイム

 「ボートレーサー養成所」(福岡県柳川市)の「第122期選手養成訓練修了記念競走」が3月に開催された。そこで光り輝く原石を見つけた。女子の平川香織。17歳だ。

 

 リーグ戦勝率は6・08で8位(26人中)。勝率ベスト6によって争われる「養成所チャンプ決定戦」には出場出来なかったが、修了記念競走の第1R「東西対抗戦」ではインから逃げて圧勝。上がりタイムは平川によると自己新の1分48秒6。これはこの日行われた6個レースの中で最速のタイムだった。原田才一郎が優勝した「養成所チャンプ決定戦」のタイム(1分50秒1)をも上回った。

 

貪欲さと勝負強さはNO1の17歳

 指導教官は「最年少ながら貪欲さと勝負強さは期でナンバーワン。最も将来を期待したい存在」とコメント。実技を指導した占部彰二教官も「(養成所のリーグ戦で)今まで見たことがない2段まくりを決めた。時々目を疑うようなターンをする。こいつはすごいと思った。23、24歳の頃、期待してもらっていい」と、高く評価している。

 

 中学、高校はフィギュアスケートで全国大会にも出場したが、ボートレーサーになりたかった父親の影響でボート選手を目指した。加藤峻二さん(引退)が引退したレースを観戦して、ボートレースの魅力にとりつかれたという。

 

22日戸田でデビュー

 東京出身だが、これが縁で埼玉支部に所属することになった。150センチ、47キロと小柄だが「最年少でSG優勝する」と夢はとてつもなく大きい。ちなみにSGの最年少優勝記録は服部幸男が持つ21歳。平川のデビューは22日の戸田。大きな夢を胸に秘め、選手としての第一歩を踏み出す。 (尾本 恭健)

 

※毎週水曜新聞掲載

(2018/4/25掲載)

レースほっとらいん

【ボートレース】

G2初V 西山 地元若松SGでもミラクル起こせ!

 7月11日に開幕するボートレース若松のSG「第23回オーシャンカップ」の選考期間内レースが、福岡マスターズチャンピオンで全て終了。出場メンバーがほぼ固まり、地元福岡支部からは大挙8人が出場する。残念ながら瓜生正義と篠崎元志の名前がないものの福岡支部の底力を見せつけた。

 

 その中でもラストチャンスのレースでミラクルを起こし、2年ぶりのSG出場を決めたのが西山貴浩。4月10日からの常滑G2MB大賞に出場し、優勝条件という厳しい勝負駆けを見事に成功させて出場権を獲得した。

 

 優勝したレースもまさにミラクル。2コースから1マークは後手を踏んで、バックストレッチは先頭から5艇身近く後方で3番手争いの位置。しかし、2マークは強い追い風が吹いており、先行していた2艇がターンでもたついた。そこを、これしかない!という小回りターンで追い付き、猛追する河合佑樹を振り切った。「僕らしい、レースだったでしょ?」と自画自賛の大逆転だった。

 

 西山は2016年9月の宮島G1で、本人の不注意による整備規定違反に問われ、3か月の出場停止処分と、1年間のSG出場停止処分を受けた。その影響で2期前には出走回数不足によるA2級降格もあり、選手生活で一番の試練を経験。ようやくその呪縛から解き放たれ、2年ぶりのSG復帰を決めたわけだ。

 

 同じグループで弟分の仲谷颯仁が大躍進し、先にG1を勝たれたことにも大いに刺激を受け、近況は絶好調モード。G2とはいえ初タイトルを手にして、「師匠の川上剛さんに、ひとつ恩返しが出来た」と、師匠への感謝も忘れていない。

 

 若松は西山にとって、どこよりも思い入れがある「純地元水面」。オーシャンカップ本番でも仲谷と共に活躍してくれるに違いない。(井上 誠之)

 

 ※毎週水曜新聞掲載