レースほっとらいん

(2018/8/15紙面掲載)

【ボートレース】

注目の最優秀新人争い 現在最右翼は宮之原

大山千広らにも期待

 各地で行われているお盆レースが終わると、SGボートレースメモリアルが丸亀で開催され、ボート界もいよいよ後半戦に突入する。年末のグランプリや女子のクイーンズクライマックス出場権争いもそろそろ気になる時期。年間タイトル争いも佳境に入ってくる。

 

 その中でもスポットを当てたいのが最優秀新人争い。昨年は羽野直也、仲谷颯仁、中村桃佳のブレイクにより近年ではまれに見るハイレベルな争いになり、最終的にはG1を含む優勝4回、勝率7.19、獲得賞金が約4519万円という新人離れした成績を残した羽野に軍配が上がった。

 

 しかし、仲谷と中村も優勝3回。仲谷はヤングダービーでも準優勝があった。例年ならこの2人もぶっちぎりでタイトルを獲得出来るほどの成績だったので、年間表彰の特別賞をあげてもよかったと思う。

 

 今年の最優秀新人は116期以降の選手が対象だが、残念ながら昨年のようなハイレベルな争いにはなっていない。そもそもA1級の選手が1人もおらず、A2級も7人だけという状況。9月の浜名湖ヤングダービーに出場するのも大山千広だけ。年内にG1覇者が誕生する可能性はほぼゼロに近い。

 

 しかし、優勝者はすでに6人誕生している。平和島のフレッシュルーキーで来年まで最優秀新人の権利がある118期の宮之原輝紀は平和島のお盆レースを予選トップから王道優勝し、2回目の優勝を飾った。勝率も6.35とぶっちりぎりのトップで、現状ではタイトルの最有力候補だ。

 

 昨年のレベルを求めるのは酷だが、優勝者がなかなか出ず、1回の優勝でタイトルを取った選手もいたことを思えば、一時に比べるとレベルは上がっている。後半戦は宮之原を追う、今年で卒業の大山、吉田凌太朗らの活躍に期待したい。 (井上 誠之)