レースほっとらいん

(2019/3/13紙面掲載)

【ボートレース】

田川大貴 目指すはA1級&地元V

ボートレース大村 田川大貴

大村フレッシュルーキー

 ボートレース大村のフレッシュルーキー、田川大貴(21・長崎支部)=写真=が、持ち前の思い切ったターンで、頭角を現し始めた。11日まで行われていた大村の一般戦で、デビュー3回目の優出。5着だったとはいえ、コンマ04のトップSを決めて見せ場を作った。昨年11月以降の今期勝率は4・91。前期の4・09を上回っている。

 

 ボートレースの「スター候補選手」は若手の育成と強化を目的に構成される。「トップルーキー」と「フレッシュルーキー」の2つのランクに分かれており、フレッシュルーキーはデビュー5年以内の若手が各場から毎年2人選出される。まさに期待の星だ。

 

 昨年に続き2年連続でフレッシュルーキーに選ばれた田川は、16年11月にデビュー。翌年3月に初白星を挙げた。着実に成長を遂げているようだが、決して順風満帆だったわけではない。

 

 デビュー3期目には、F2も経験した。「ターンには自信があったけどレースに行くと通用しない。なんで勝てないんだろうって思っていた時。休んでいる間に同期が活躍しだして焦りました」。ただF休みの間は、大村での練習に時間を費やした。黙々と課題を持って乗り込んだ。

 

 「いま振り返れば、あの休みが糧になりました。学んだことが多い。まだメンタル面は強くはないけど、勝てなくて落ち込んでいた時と比べたら強くなった。決して遠回りではないんだって」

 

 優出した大村では、初日に6コースから道中の逆転で白星スタート。3日目のイン戦はコンマ01のSから初めてのイン逃げを決めた。準優でも01のS。「01で残ったイン戦があったから準優も思い切って行けた。己に打ち勝てたレースだと思います」

 

 最近は舟券に絡むことも増えた。「レースやターンで魅力のある選手になりたい。3、5コースは全速で攻めて行く」と目を輝かせる。視線の先には、さらなる飛躍も思い描く。「デビューして3年以内にA1級になるという目標を立てているので来期A1級になること。地元で優勝もしたい」。夢は必ず実現してみせる。その思いがヒシヒシと伝わってきた。(長谷 昭範)