レースほっとらいん

(2019/7/3紙面掲載)

【ボートレース】

展示タイムは全場自動計測にすべき?

係員がボタン押す手動計測の場も

 ボートレースでは1周、直線、回り足など独自のタイムを公表しているレース場もあるが、24場全てで発表されるのは展示タイム。ただ、展示タイムはレーザー照射による自動計測と、係員がボタンを押す手動計測の2種類がある。

 

 今でこそ当たり前に展示タイムを知ることは出来るが、昔は「公表してはならない」ものだった。競技運営サイドが計測して、あまりにもタイムの遅い選手を出場させていいのかを判断する材料になっていたからだ。今のように公表されるまでは、ストップウォッチなどでタイムを計っていた先輩記者やファン、予想屋さんがいたと伝え聞く。

 

 直前の気配は予想の最終判断をする大事な材料だ。ただ、水面は気象状況によっては風が強く吹いて波がある。周回展示はあくまでも全力で回ることを指導されているとはいえ、負荷が掛かってペラが開くことを嫌ったり、かつて転覆した経験のある選手は慎重に回ることもある。展示航走を見ることは出来なくても、展示タイムを参考にして舟券予想をしている人は少なくないはずだ。

 

機力の確たる裏付け=「買いやすさ」に影響も

 少し前になるが、5月にボートレース福岡で行われたSG「ボートレースオールスター」は、パワー抜群と言われた吉川元浩が優勝した。優勝戦での展示タイム6秒78は、他の5選手が6秒80台(2番目が6秒84)の中で断トツだった。吉川のパワーが本物であることを確信し、舟券を買いやすくなったと個人的には思っている。福岡は自動計測のレース場だ。

 

 選手の中にも「手動計測のレース場のタイムはあてにならない」というような声があるのも事実だ。わたしも、その一人。場外発売やネット発売が主流になった現在、舟券を買うための材料の一つとして、全ての場で自動計測にした方がいいのではと強く思う。選手も納得。ファンも舟券を買いやすくなるのではないか。今は手動計測のところでも、これから自動計測に変更する予定の場もあると聞く。手動計測が絶対的にダメということではない。自動計測の方が、もっと良いというだけのことだ。これはあくまでも個人的な意見だが、読者の皆さんはどう思われますか? (長谷 昭範)