レースほっとらいん

(2019/7/24紙面掲載)

【ボートレース】

守屋美穂が芦屋優勝で示した 女子SG覇者誕生の可能性

男女混合GⅡ以上 7人目の快挙

 7月16日からの芦屋GⅡ「モーターボート大賞~次世代スターチャレンジバトル」は守屋美穂の優勝で幕を閉じた。男女混合のGⅡ以上のグレードレースで、女子レーサーの優勝は別表通り、史上7人目の快挙となった。

 

 芦屋は新エンジンになったばかりで今大会がまだ4節目だったが、守屋は直前の男女W優勝戦女子の部で香川素子が田口節子のイン戦を攻略して優勝した抜群機をゲット。「このエンジンが引きたかったんです」と抽選直後に笑顔で話していた。

 

 軽量選手ばかりの女子戦でも圧巻のパワーだったエンジンに軽量の守屋が乗り、体重差が最低でも4キロある男子の中に入ると、エンジンパワーはさらに威力を増した。前検から選手間では評判になり、2日目のドリーム戦を5コースから1着突破して以降は、「優勝は守屋ちゃんで仕方ないね」というため息交じりの声がピット内ではあふれていたほど。

 

予選トップからの王道Vは“現代”初

 そんな声に応えるがごとく、守屋は予選トップからの王道優勝を果たした。1950年代に優勝した3人の記録ははっきりしないが、4人目の山川美由紀以降の優勝者で予選トップからの王道優勝は誰もいない。

 

 06年2月の大村九州地区選で日高逸子が予選トップ通過したことはあったが、準優で2着と敗れ、優勝戦は4号艇になって優勝を逃した。13年尼崎周年の平山智加は1号艇のインから優勝したが、予選トップの吉田俊彦が準優で敗れ、予選2位の平山に1号艇が回ってきたケースだった。

 

 今回の守屋の優勝は、いずれ女子のSG覇者が誕生するであろう可能性の高さを示唆する優勝とも言える。軽量の利がある女子が抜群機を引いてぶっちぎりの節一パワーになり、予選トップ通過を果たせば…。いずれその日が来ることを楽しみに待ちたい。(井上 誠之)