レースほっとらいん

(2019/10/30紙面掲載)

【ボートレース】

西山貴浩 イン戦で歴代5位29連勝

歴代5位の連勝記録を達成した西山貴浩
歴代5位の連勝記録を達成した西山貴浩

松村敏&高野哲史「31」が1位

 西山貴浩がイン戦で29連勝を達成した。4月22日の大村で2着に敗れて以降、その節の最終日から10月5日の鳴門周年最終日まで、およそ半年間に渡ってイン戦で勝ち続けた。記録がストップしたのは10月13日の若松周年2日目だった。

 

 記録がはっきり残っている1996年以降、イン戦の連勝記録は松村敏と高野哲史がマークした「31」。3位タイが吉村正明と篠崎仁志の「30」なので、西山の記録は5位。「何か歴史に名前を残したいので、32連勝は絶対に達成したい」と意気込んでいたのだが、まさか地元の若松で連勝が止まってしまうとは本人も想定外。「また一からやり直しですが、狙いますよ」と前を向いたが、記録が止まった直後はショックを隠せないでいた。

 

 ちなみに、西山の記録が止まったことで、継続中のイン戦連勝1位は中辻博訓の23となった。

 

展開にも左右される難しい記録

 かつて、インの1着率は全国平均で30%前後。36%前後だった江戸川が日本一インが強い水面と言われていた。

 

 ところが、様々な要因が重なってインの1着率は年々上昇。今や全国平均でも50%を超え、大村や徳山など60%を超えるレース場もいくつかある中、なぜか江戸川のイン1着率はほとんど上昇しておらず、今やインが一番弱い水面になってしまったのが不思議でならない。

 

 それほど今はインが強い時代だが、だからと言ってインで勝ち続けるのは簡単なことではない。インで勝つには自分自身がSを決め、ターンを失敗しないことが必要条件だが、2、3コースがSで遅れる、いわゆる中へこみ展開になるとインは勝てない。

 

 

 また、児島ダービーで予選トップの田村隆信が準優のインで負けたように、前づけ選手がいて深い進入になった時のインも簡単には勝てない。イン戦の連勝は自分自身の完璧さだけではなく、展開や対戦相手などの運にも左右される難しい記録でもある。(井上 誠之)