レースほっとらいん

(2019/11/13紙面掲載)

【ボートレース】

長嶋万記 “サムライターン”でQC勝負駆け

長嶋万記

記念でも通じるように旋回技術を磨く

 今年も残り1か月半。ボートレースはグランプリ(GP)とクイーンズクライマックス(QC)がどんな顔ぶれとなるのかが見所となってくる。その出場選手が決まるのが今月19日から桐生で開催されるSG「チャンレンジカップ」とGⅡ「レディースチャレンジカップ」(LC)。

 

 LCで注目は女子の賞金ランク12位でQC勝負駆けの長嶋万記(38・静岡支部)=写真=。QCに出られるのは獲得賞金上位12人の狭き門で長嶋は4年連続となる同レース出場へ意欲満々。

 

 今年の優勝は1回(9月浜名湖オールレディース)。昨年は5回、一昨年は8回のVを飾っているだけにやや物足りないが「ターンを磨くという面ではすごく充実した一年で、調子も上がって来ている。自分の中では変化がある」と成長の手応えをつかんでいる。

 

 「記念でも男子に通用するターンを出来るようになりたい」と今年から取り組み始めたのが「サムライターン」というもの。女子は男子に比べて筋力が弱い。「力ではなくて、女子でも男子に通用するような。まだまだなんですけど、トレーナーさんと一緒にレースの映像を見ながら、昔の武士の動きじゃないですけど、それを取り入れて」と特にターンの入り口を意識して旋回技術を磨いているという。

 

桐生&ナイターレースは得意

 長嶋によると武士は「たんでん」という部分を意識した動きをしていたそう。たんでんとはへその下あたりのことを指し「そこを鍛えることによって心も整います。何があっても心を乱されなくなる」と、強調する。

 

 確かにいくら切れ味が鋭い日本刀でも力だけで人間の体を切るのは難しそうだ。たんでんを中心に体全体を使うことでそれが可能となるのだろう。

 

 一方、LCの舞台となる桐生は相性が抜群で、オールレディースとヴィーナスで連続Vを果たしたことも。「ナイターは暗いからかテンションが上がる」と得意のナイターレースで大暴れするつもりだ。(尾本 恭健)