レースほっとらいん

(2019/11/27紙面掲載)

【ボートレース】

三井所尊春 常識覆す“イン以外戦”

三井所尊春

7月以降 3~5コースでV4

 三井所がイン以外でVラッシュ--。1コースが断然有利のボートレース。機力がそろう優勝戦では、さらにその傾向に拍車がかかる。そんなイン断然有利の中にあって三井所尊春(40歳・佐賀支部)=写真=が1コース以外で優勝を量産。常識を覆す走りを披露している。

 

 今年は地元唐津の正月戦で優出(3着)と幸先いい滑り出しを飾りながら、その後はファイナルまでたどり着くことは少なかった。ところが夏場にリズム急上昇。7月の児島一般戦は5コースから。8月は若松の男女W優勝戦を3コース、地元唐津のお盆戦を4コースと、いずれもカドまくりで制覇した。19日の常滑一般戦は4カド強襲不発も、先頭争いの大競りで3番手からの大逆転劇を収めた。

 

 夏場以降の猛チャージで優勝は4回。来年3月、平和島開催のクラシックの選考順位は61位(26日現在)まで浮上。SG出場へもう一踏ん張りのところまできた。29日まで蒲郡一般戦を走ると、12月は大村67周年と津一般戦を走る予定。大村のGⅠを勝てばクラシック出場が確定する。

 

 半年間のコース別1着率は内から順に67、19、29、32、57、0%。5コースの強さは驚異的だ。調整は幅広く「枠によって出足型、バランス重視、伸び仕様にする」。最近はチルト3度を選択することはないようだがカマシ一撃を狙う時の破壊力はすさまじく、「3カドの三井所」は代名詞になるほど。優勝戦にさえ乗れば外枠でも十分にチャンスがある。クラシック勝負駆けに大注目だ。(高木 拓也)