【ボートレース】「夢の初優勝」継続に期待

大村の名物レースが常滑で復活

 2月は全国6地区で、それぞれGⅠ地区選手権が開催される影響から、裏開催の一般戦はどうしても看板選手が手薄になってしまう傾向がある。

 そこで各レース場はアイデアを振り絞る。東海地区の常滑では8日から11日まで「夢の初優勝戦」を実施。優勝経験のない選手だけを集め、誰かが必ず初優勝するという企画レース。そう、かつて大村の名物レースだった「夢の初優勝」を約2年ぶりに復活させ、18回目の優出だった藤山翔大が初優勝を飾った。

 大村が「夢の初優勝争奪戦」というタイトルで、優勝経験のない選手だけを集めた企画レースを最初に開催したのは2004年10月。岡山の重量級・今出晋二が初優勝を飾った。翌年からは優勝経験ありの選手となしの選手を分けてW優勝戦になり、第7回の10年からは男女のW優勝戦へと移行。女子の方で夢の初優勝は争われた。

 その後、15年から17年の3年間ほど江戸川で、単発だったが16年に津、17年にはびわこでも開催された。大村は第14回だった18年1月、津田裕絵の初優勝を最後に、ナイター開催になって以降は夢の初優勝は開催されていない。

 その最大の理由は、女子レースの人気上昇により、オールレディースに加えてヴィーナスシリーズも全国24場で年に1回、必ず開催されるようになり、男女W優勝戦は各場2年に1度に限定されてしまったこと。

売り上げ課題もガチバトルに魅力

 当初のように全員優勝未経験者の開催となると、どうしても看板選手が不在となるため、売り上げに影響を及ぼす。江戸川や津、びわこが開催しなくなったのも、売り上げ面を考慮してのことと思われる。常滑も来年以降の開催は未定だという。

 しかし、誰かが必ず初優勝するというガチバトル、このまま消えて欲しくない。年に1度でもいいので、どこかの場が開催してくれることを切に願う。競走会本部が音頭をとって、24場で持ち回り制にでもなれば最高なのだが…。(井上 誠之)

(2020/2/26紙面掲載)

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