【ボートレース】SGレーサーは「進入固定」が苦手?

進入固定はインが断然有利だが、スタートは意外と難しい

イン戦スタート遅れも

 SGレーサーの進入固定レースは要注意。スタート(S)を失敗して大波乱となることがある。

 ボートレースの進入固定レースは定着した。少なくとも12R中一つは進入固定が組まれている。

 同レースの特徴は進入が艇番順で入れ替わりがないこと。1、2、3コースがスローで、4、5、6コースがダッシュ。3対3のスタイルになることが決められている。1号艇はインを奪われる危険がないため、ゆっくりインに入ることが出来る。スタートラインまでの助走距離をたっぷり取ることが出来る。深い進入にならないため、進入固定は1号艇が断然有利。ある選手によると進入固定は150メートルから舟を起こす。そのほかは100~130メートルだそうだ。

GⅡ以上は固定戦なし

 ただ、進入固定レースが実施されるのはほぼ一般戦に限られており、GⅡ以上の記念レースでは自分の知る限り行われていない。GⅠ、SGを主戦場とする選手は進入固定の経験が比較的少ない。普段より20~50メートル助走距離が長い分、仕掛けるタイミングを遅くする必要があるが、その辺の「計算」が難しいそうだ。

 実際、下関で6月に開催された一般戦では広島支部のA1選手が進入固定の1号艇で3着に敗れた。3連単は約2万円の高配当となった。追い上げて舟券に絡んだものの、4着以下に敗れていたらもっと大きな配当になっていただろう。ちなみにこの選手のSタイミングはコンマ24だった。自分の記憶では過去にもこういったことがあり、ある選手は「進入固定は不慣れで」と話していた。

 進入固定はインが有利。SGレーサーならなおさら。ファンはそう思うだろうが、意外なことに思わぬ落とし穴がある。大金をつぎ込んで大損をしないよう、くれぐれも気をつけてもらいたい。(尾本 恭健)

(2020/7/29紙面掲載)

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