【ボートレース】こだわる佐藤悠は“伸び”盛り

今後の活躍が楽しみな佐藤悠

先輩下出に倣い躍進

 デビュー5年目を迎えた福井支部の新鋭・佐藤悠がメキメキと頭角を現している。今期勝率(5月1日~10月31日)は、ここまで62走して6・21と自己最高を記録。現在はF休み中で、復帰は22日からの丸亀一般戦。ここで事故なく70走に到達すれば、自身初のA級昇格はほぼ間違いない。

 これまでの最高勝率が4・17だったことを考えれば、飛躍的に上昇していることが分かる。「今期は間違いなくペラが当たってる。伸び型にしてピット離れで遅れてたのが遅れなくなった。コースを主張して伸びを生かせるようになった」と好調の理由を明かした。

 伸びを重視するのは、福井支部の先輩・下出卓矢の存在が大きい。下出といえば、強力な伸びを武器にGⅠ平和島65周年記念を制覇したのは記憶に新しい。下出の他に、高倉孝太、金田智博との結束が強く、しばしば“伸び”談議に花を咲かせる。食事に行けば伸びについて話し合い、常に情報交換を欠かさない。以前、金田が「伸びが来たら満足です」と話していたことを佐藤に伝えると、「下出さんがいるとそうなるんです。伸びの話をずっと聞かされるから」。その魅力はしっかり後輩たちに受け継がれている。

 先月11日から16日まで徳山で開催されたスポーツ報知杯では、当地初出場ながら見事に優出を果たした。下出から「(徳山は)伸びが合わない」と事前にアドバイスをもらい、予選道中は伸びを封印。「いつも伸び型に叩くけど、出足を意識した調整にしました」と内枠では出足重視で2勝をマーク。出足を生かしたレースもいいのではと尋ねると「いいや、やっぱり伸びが欲しいですね」。やはり伸びてまくるレースでないと心は満たされないようだ。

 今後の目標はA1に昇格して上の舞台で戦うこと。「『記念だとエンジン出しのレベルが違う』と下出さんに言われて。早く記念を走りたい」。大舞台で暴れ回る日を心待ちにしたい。(福山 脩平)

(2020/10/7紙面掲載)

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