発祥地ナイター連載②

(2018/9/16紙面掲載)

【ボートレース大村】

イン勝率は全国一

ボートレース大村 1コース1着率日本一

 ボートレースは左回りなので、最短距離を走る1コース、すなわちインが強いのは必然的。それでも24場で見ると、インの1着率は大きく異なる。一番低いのは戸田の43%。一番高いのは大村の67%だ。およそ1・5倍もの差がある。

 

 どうして大村はインが強いのか? 海水のレース場なら満潮時にはインが強く、干潮時にはセンター、アウトからの一撃も狙えるのが一般的だが、大村は潮の干満に関係なく、インが強い。エンジンも伸びの差が小さいということも影響している。温水パイプが外れている今の時期はなおさらダッシュから伸びて行く選手は少ない。また、大村の1マークは広く、6コースの選手は「ターンマークまでが遠い」と嘆く。6コースの1着率は1・2%、5コースでも3・3%。外から1着を狙うのは至難の業だ。それでもエンジンさえ出ていれば、2、3着に絡むことはある。インが1着でも外の選手が2、3着に入って万舟券になることも珍しくはない。

 

“最強伝説”はナイターでも続く!?

 また、インが強い要因の一つとして1号艇シード番組も挙げられる。これまで1Rは1号艇がA級で他はB級。2Rは1号艇がA級、他1人A級、4人がB級だったり。進入固定戦も2つあった。大村は全国に先駆けて、徹底して本命番組を作ってきた。売り上げの65%近くを占める電話投票、20%ほどの割合になっている場外発売のファンを大いに意識していた。ナイターになって進入固定は1つに減るものの、従来までの番組方針は変えないという。ナイターになれば電話投票の割合はさらに増えるはず。大村のイン最強伝説はナイターになっても続く。